吉林省:磐石市の法輪功修煉者 警官に暴行され障害を負った
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 (明慧日本)吉林省磐石(ばんせき)市に在住の法輪功修煉者・孫岩さん(60歳女性)は2005年6月22日、磐石市の国保(国家安全保衛)大隊と地元の派出所の警官らによって身柄を拘束された。孫さんは、警官に「法輪功の関連書籍を誰からもらったのか」と聞かれたが、答えなかった。そのため孫さんは、ひどい暴行を受け、肋骨と腎臓に重傷を負った。

 その後、孫さんは傷の検査も治療も施されないまま、長春市黒嘴子女子労働教養所に移送され、1年6カ月間拘禁された。そのため、孫さんは重傷を負った箇所が酷く変形しているという。

 孫さんは1997年に法輪功の修煉を始めた。1999年7.20に、中共(中国共産党)政府が法輪功に対する弾圧を開始して以来、孫さんは身柄の拘束、拘禁などの迫害を繰り返し受けてきた。

 2005年6月22日18時ごろ、磐石市の国保大隊と地元の派出所の警官ら数人が、突然、孫さんの自宅に押し入った。警官らは孫さんを動けないように押さえ付けて、家宅捜査を行い、法輪功の関連書籍や私物などを没収した。そして警官らは、派出所で孫さんの両腕を背中に回して手錠をかけ、右の肋骨部分を掴んで、繰り返し壁にぶつけた。当時60歳だった孫さんは、暴行を受けた夜、頻尿の症状が現れたが、警官は孫さんがトイレに行くことを許さなかった。翌日、孫さんは磐石市の留置場に移送された。

 留置場で孫さんは板の上に座るよう強要された。孫さんは腰の痛みで座るのがとても辛かったが、警官に「どんな腰痛があるというのか。まっすぐに座れ!」と叱られた。その後、孫さんは咳が止まらず、咳をするたびに腰と胸がひどく痛んだ。孫さんが右胸に触ってみると、そこが凹んでいることに気がついた。孫さんは警官の暴力で腎臓に重傷を負っただけでなく、肋骨も骨折していることに気がついた。

 孫さんは腎臓と肋骨に傷を負っているにもかかわらず、何の処置も施されないまま、1カ月半拘禁された後、労働教養所に移送された。

 2007年、孫さんは釈放されたが、右側の腰が変形して隆起しているため、仰向けに寝ることができず、常に腰痛に苦しめられ、瞼も腫れていた。

 孫さんがこのような体になっても、中共当局による嫌がらせは出所後も絶えなかった。そのため孫さんは、仕方なく親戚や友人の家に泊まるしかなかった。また、小額の年金しかもらえない孫さんは、数年間に、中共当局に2万元ほどゆすり取られたという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/10/18/247978.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2011/10/28/129040.html)     更新日:2011年11月2日
 
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