夜中のノック
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文/中国の大法弟子

明慧日本2014年5月29日】邪悪が15年間法輪大法を迫害してきた中で、私はかつて数回も警察署に連行されたことがあります。しかし毎回正念をもって対処して、迫害に協力せず、警官たちを救い済度することを忘れませんでした。同時に、警官に押収された大法の本に対して、弟子がいれば本もあり! と一念を発して、その結果、師父の保護の下で、大法の本を一冊も残らず全部持ち帰りました。

 ある時、警察署を出た時、一人の警官は大法の本がいっぱい入った私のカバンを渡してくれて、「全て持ち帰ってください。何か『三国志』『水滸伝』なんやらで、見る暇がない」と言って私を守ってくれました。真相を分かった警官たちは、本当に大法への敵意を改め、大法を善に扱い、自ら大法弟子を守ります。

 またある日、私は外で真相を伝えていたときに連行されました。地元の警察署の中で、署長と数名の警官に真相を伝え、大法の素晴らしさを伝え、中共の邪悪さを暴露して、善悪ともに報いがあるという天理を伝えました。いたるところで彼らを思いやって救い済度するという角度から考え、大法弟子の慈悲は彼らの心の氷を解かしました。5日後に警察署を出た時、接触した6人の中で署長以外、他の5人はみな中共(中国共産党)の組織から脱退しました。

 家に帰った後、私はずっと考えました。縁があって署長と面識を持ったのに、なぜ三退させることができなかったのか? 法を勉強して、内に向けて探して、自分の執着を見つけました。私は自分がうまく伝えられないことを心配し、かえって署長を怒らせて、自分に不利になってしまうことを恐れる心、私心、自分を守る心があり、救い済度する効果に影響しました。

 これらの人心を取り除いて、必ずこの生命を救い済度するという心で、署長の家を6回訪ねて真相を伝えました。最後の一回には、1時間あまり真相を伝えました。署長の家を出る時、署長は冷たく「このように一回一回来て、私を怒らせたら、あなたを捕まえてしまうのが怖くないのか」と聞きました。私は冷静に微笑んで「構いません。あなたたち家族全員の命を助けられれば、その価値があります」と答えました。

 当日の夜3時頃、慌ただしいノックの音で私は目を覚ましました。警察署の署長だと聞いてドアを開けると、署長は素早く中に入って、師父の法像の前で丁重に3回叩頭しました。

 帰る時、彼はそっと「あなたの親戚に伝えてください。これから私達が夜に見回りをする時、あなたたちが資料を貼るのを見つけたら、100メートル以上離れたところで「法輪功の人ですか」と大声で聞きます。あなたたちは一時的に回避すればいい。問題はありません」と言いました。

 署長を見送って戻ると、テーブルの上に一枚の紙を見つけました。それは彼の家族4人の三退リストでした。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/5/25/292575.html)
 
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