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邯鄲市610弁公室は、法輪功学習者に有罪判決を下すよう命じた

 【明慧日本2015年10月21日】邯鄲の610弁公室の命令で、邯鄲叢台区裁判所は60歳の法輪功学習者の王志武さんに、懲役3年を下した。王志武さんとその家族は邯鄲中級裁判所に控訴するつもりだ。

王志武さん60歳

 昨年5月5日午後、王志武さんが警官に不当連行された。警官は彼の家から1万3千元の真相幣、20数冊の『共産党について九つ論評』と法輪功に関するDVDなどをを押収した。

 7月8日、叢台区裁判所は王志武さんに対して、初めて開廷された。法廷で、検察官は王志武さんが所持していた真相幣を物証として提出した。法官趙華氏は「法輪大法は素晴らしい」と書かれた紙幣の写真を差し出した。王志武さんは法官に、紙幣に書かれた文字を読み上げて、どこが法律に違反するのか、説明するように願った。法官は何も言えず、黙ったあと法廷が延期された。

真相幣には「天は中国共産党を滅す、中国共産党を脱退しよう」と書かれていた

 8月12日、叢台区裁判所は2回目の開廷を行った。610弁公室のトップと部下は法廷の中で、審判の様子を監視した。

 開廷した時、検察官梁艶は王志武さんが2005年労働教養所で拘禁された事実を、新しい証拠として出した。弁護士は「その事実は新しい証拠になりません」と反論した。検察官梁艶は、どのように回答するかが分からず、法官の趙華は、法廷の一時休廷を宣言し、「次回開廷する日を別に知らせます」と言った。その後、警官は王志武さんの家族も含めて傍聴する人をすべて外に出した。邯鄲の610弁公室のトップが法廷の奥の部屋に入った後、間もなくして、法官趙華はもう一度開廷を宣言した。今回の法廷で趙華は、弁護士の発言を何度も遮った後、叢台区裁判所は真相幣を使ったという理由で、王志武さんに懲役刑を下した。

 王志武さんは60代に、中国政府の政策で国営企業などの人員整理の結果退職した、中途退職者である。現在は、自転車の修理をして生計を立ている。彼はひどい心臓病を患ったことがあり、何度も夜間に持病が再発して、病院に緊急搬送された。彼は幸運にも法輪功に出会って、一銭もお金を使わず、長年の心臓病が完治した。

 2005年2月、王志武さんが労働教養3年の不当判決を受けて、邯鄲労働教養所に拘禁された。彼は労働教養所で個別室に閉じ込められ、めった打ちにされ、電気警棒で電気ショックを受けた。その上8日間も夜眠らせないなどの多くの拷問を受けた。黒インクで顔に絵を書かれ、眉をすべて抜かれるなど、多くの侮辱も受けた。2005年4月1日、警官の黙認の中、ある受刑者2人は王志武さんの歯を2本打ち落として抜き、王志武さんの口の中は、血だらけになった。刑務所の警官は電気警棒で王志武さんの全身を電撃し、革靴で彼の頭を踏みつけた。

拷問実演:王志武さんを、寄ってたかって、電気警棒で電撃する警官の様子を再現したもの

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照) 

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/9/17/297819.html)
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