文/中国の大法弟子
【明慧日本2015年10月20日】1996年妹は18歳で、健康でかつ綺麗で、頭が良くて才能がありました。あの年の旧正月のころ、妹は突然、結核性膿気胸を発病し、地元の県病院で肺炎と誤診され、毎日消炎の注射を受けました。一週間後右肺が全部化膿し、命の危険に晒されました。仕方なく脇の下に、膿を出す穴を開けました。まだ治療ができるかどうか、これで命が助かるかどうかの瀬戸際でした。
入院して3ケ月後、元々健康だった妹は、腰が深く曲がり、猫背の障害者になり、生活の介護が必要になりました。毎日父母に介護してもらい、薬を新しくしたり、脇下から出てきた膿を拭いてもらっていました。さらに、暫く経って、妹はまた病が再発しました。内臓を全部取り出して、膿を除去し、肺が綺麗になるまで洗う手術が必要で、手術代は5万元です。しかし、この手術の成功は保証できず、植物人間になる可能性もあると告げられました。
あの当時の5万元は、我々農村の家庭にとってまるで天文学的数字でした。それに、植物人間になるかもしれないと聞かされた。病院はそれで医療行為を停止しました。家に戻った妹は、ただ死を待つしかありませんでした。
父は一晩で髪の毛がまっ白くなり、母は自殺しようとさえ考えました。たとえ家の鍋、釜まで壊して鉄を売って、それで5万元を集めたとしても、妹の命が助かる保証はありません。年老いた両親が若い妹を送り、妹が死に、平穏な家庭が崩壊する恐怖が、いつも、いつも襲ってきます。父は妹に着せる死者の着物を用意しに、自分の村に帰りました。
私はその時、都市に住んでいました。父が農村に帰った日、私は「公園で病気治療の奇跡を起こす気功をやっている」という情報を人から聞きました。試してみようという考えが湧いてきて、公園に行き、気功の担当者に「明日00学校で先生の説法ビデオを見れる、無料の教室がある」と聞きました。
妹に試してもらおうと思った私は、翌日、妹を自転車に乗せ、気功教室に連れて行きました。1時間あまりの説法を聞いた妹は、なんと歩いて家に帰り、そして疲れもなく、午後また自分で自転車に乗り、気功教室に行きました。9回にわたる説法ビデオ教室に参加しただけで、妹はすっかり健康を取り戻し、食事も摂れるようになり、労働もできるようになりました。妹の生き死にがこのわずか数日間で、善かいされました。さらに一円もかからず、これは人間の力でできることでしょうか。お金で解決できることでしょうか。
当時、私は神仏とか法力とか、仏法とかについて何も知りませんでした。しかし、我が家の家族全員と親戚と友人達も、法輪大法で起きた奇跡を目の当たりにしました。妹は命拾いをし、すっかり健康になり、母の脳萎縮も治り、家族全員が法を得ました。幸せは空から降りてきたと皆喜んで、大法を大切に、大切にしています。
1999年、大法への迫害が発生しました。私はただ妹が経験した真実を人に伝えただけで、何度も強制連行され、家庭生活を破壊され、生活まで困窮しました。そんなに迫害を加えられても、妹の起死回生(訳注:死にかかった人を生き返らせること)の事実を抹消できるとでも思いますか。十数年にわたる残酷な歳月が経ちましたが、私と私の家族はずっと法輪大法を、法輪功を堅持して歩んできました。これは良心の堅持だけではありません。今日まで堅持できたのは、慈悲なる師父から、今までずっーと見守られ、ずっーと面倒を見て頂いているからです。この御恩は、決して、決して忘れません。