医者「最低血圧が280あり 最高血圧が測れない」
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 【明慧日本2020年3月18日】法輪功学習者・趙新立、趙金花夫婦は河北省保定市ライ源県塔崖驛郷の塔崖驛村の村民である。2020年1月30日の午前、趙さん夫妻は塔崖驛郷派出所の警官らに連行された。その後、妻の金花さんは県の中医病院に連れて行かれ、血圧を計られた。医者は金花さんが連行された経緯を知ってから、警官に「対聯(ついれん)を貼っただけで、あなた達は人を連行する必要があるのですか?」と不満をこぼした。

 法輪功学習者の趙さん夫婦は長年地元政府に監視されており、今回も、彼らが自宅の表門に法輪功の真相対聯を貼ったのを監視している者に撮られ、その映像が塔崖驛郷の党書記に送られた。郷の党書記は派出所の警官に調査するようにと命じた。警官らは趙さんの家に行って、表門に貼ってある対聯を剥がし、趙さん夫婦を派出所まで連行し、取り調べを行なった。その後、夫の新立さんは家に帰されたが、妻の金花さんは5日間勾留されることになった。

 金花さんは血圧が高いため、留置所に入所を拒否された。警官はそれでも諦めず、金花さんを県の中医病院に連れて行き、ここでもう一度血圧を計らせようとした。医者は警官が付いているのを見て、その理由を聞くと、金花さんは「私は法輪功の修煉者です。自宅の表門に法輪大法の真相対聯を貼っただけで、連行され、勾留されました」と言った。そこで医者は警官に「この程度のことで、人を勾留する必要があるのですか?」、「最低血圧が280 mmHgあり、最高血圧が測れません」と言った。そして午後6時過ぎに、警官は仕方なく、金花さんを家に送り帰した。

 中国では、すべての村や数軒しかない「小さな村」(幾つかの小さな村が一つの行政村となっている)にも、村民を監視する党書記の腹心がいる。法輪功学習者が真相資料を配布する時、党書記らはすぐに警官に通報するようになっている。そこで党書記らがいる場合、村民達は誰も本音を言えず、法輪功の真相資料を怖くてもらえないでいるが、党書記がいなくなると、人々は法輪功の資料を競い合ってもらい、読み書きのできない人でさえ、「1冊ください。中の挿絵を見たいから。親戚が来た時、読んでもらうから」と法輪功の資料を欲しがった。

 中国共産党の邪悪な組織は社会の最下層まで浸透している。中国人は本当に自由がない! しかし、どこに行っても必ず良識のある善良の人がいる。

 ※ 対聯(ついれん:門の両脇などに対句を記したものを言う。 中国の伝統的な建物の装飾のひとつであり、慶弔時に一時的に貼るものと、恒常的に掲示するものがある)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/2/3/400668.html)
 
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