江西省:法輪功修煉者が刑務所で迫害され死亡  
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 【明慧日本2012年5月8日】江西省南昌市の麻織物工場の定年退職者・羅来陽さん(73)は、2007年に法輪功の資料を配ったとして、懲役9年の不当判決を言い渡され、先月6日に迫害により死に至った。拘禁中、羅さんは断食で迫害に抗議した。病状が現れてからも、刑務所側は羅さんが「反省書」を書かないという理由で、家族が要求した一時出所を拒否し、拘禁し続けた。

 羅さんは法輪功の修煉を始めてから、心身ともに恩恵を受けた。中共(中国共産党)が法輪功を迫害し始めた後、南昌市の八一麻織物工場派出所はずっと羅さんに対して、精神・肉体の迫害を行った。中共人員は羅さんの家へ嫌がらせをして、半年以上監視し、羅さんの家財を3回没収し、羅さんを6回連行して4回留置場に監禁した。拘束期間は計3カ月と20日間に及んだ。警官は羅さんに「三書」を書くよう強制し、羅さんを南昌市警官学校に送り、1カ月以上洗脳した。その後、羅さんは不当に労働教養3年を強いられ、中共の残酷な拷問を受け尽くした。羅さんは3カ月あまり断食をして迫害に抗議し、高血圧を引き起こし、江西省労働教養病院(長征病院)に送られた。4カ月後、血圧が220まで上がり、最後に一時出所を許された。 

 羅さんの自由のない7年間、工場派出所の王艶はずっと羅さんを監視し続け、いつも羅さんの息子、姉に電話をかけたりしていた。経済面では、定年退職金を自動振り込みせず、わざと工場に来させて受け取るようにし、いつでもピンハネできるようにした。羅さんは労働教養を強いられた3年間、給料をまったく受け取っていなかった。杜雲(工場の派出所所長)はまた無断で、羅さんが過剰に支払っていた家賃の700元を受け取った。羅さんはまた4千元あまりの罰金を課され、退職金560元は本人に渡さず、息子を呼び出して300元しか渡さなかった。 

 2006年5月、麻織物工場書記の張援朝・派出所所長の杜雲・指導員の王艶らは、羅さんに給料を受け取りに来るよう言い、羅さんを連行することを企んだ。羅さんは罠にはまらなかったが、彼らはずっと給料を渡さなかった。同年6月、京山派出所の警官が羅さんの家族を派出所まで呼び出し、法輪功に関する情報を言わせ、家族を迫害に加担するように強制した。 

 2007年3月、京山派出所の所長は、「南昌市の610弁公室に名簿がある」と言って、羅さんの家族に羅さんの住む場所を自白するように脅迫した。同年8月中旬、杜雲・王艶ら3人は、南昌市610弁公室の指示の下で、2度羅さんの姉の家に侵入し、また羅さんの息子の職場まで行き、羅さんを連行しようとした。 

 2007年10月17日夜7時、羅さんは南昌航空大学の社宅区で法輪功の資料を配っていた時、保安員に告発され、直後に連行された。10月19日、羅さんは南昌市第2留置場に拘禁された。当時、羅さんは所持していた615元の現金・自転車・腕時計を没収された。 

 数カ月後、70歳近くの羅さんは不当に9年の懲役を宣告され、刑務所に拘禁された。告発した保安員には800元の「奨励金」が与えられた。しかし数日後、保安員は転倒して鼻があざだらけとなり、家族もトラブルに遭い、妻・子供とともに親に追い出された。間もなくして保安員の妻は胃癌を患い、本人も2012年1月26日、電動車で事故を起こし足を骨折した。 

(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照) 

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/5/4/256680.html)     更新日:2012年5月9日
 
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