河南省の女性教師 不当連行・私財押収される
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 【明慧日本2014年8月29日】河南省新郷市の司法幹部学校の教師・葉会明さん(女性)は先月15日の朝、当局の警官により不当に連行され、家財を押収された。葉さんの夫・徐発領さんは2010年8月に不当に連行され、懲役6年6カ月の実刑判決を宣告された。現在、鄭州(ていしゅう)市の刑務所に拘禁されている。

 7月15日の朝7時40分、警官らは錠を開く技術を使って、葉さんの学校構内の家に侵入し、パソコン1台、DVD1台、携帯電話11台(法輪功迫害の真相を伝える用)、スピーカー、USB、電子書籍、法輪功の関連書籍、法輪功創始者の写真を押収した。

 8時30分、葉さんは買い物から学校に戻ったとたん、3人の私服警官に車に押し付けられた。葉さんは身体検査の後、留置場までに拘禁された。一方、葉さんと共同生活している妹(精神障害者)はショックを受け、家でぶつぶつと独り言を言っている。

 葉さんは15〜18日の夜8時まで、室温が34度の留置場で拘禁され、水も食事も与えられなかったという。

 18日の夜8時、葉さんの上司と同僚が葉さんに一時出所の手続きをし、葉さんは家に帰された。しかし、派出所側は葉さんに毎週派出所に顔を出すよう要求した。また、3000元のいわゆる保証金を払わせ、さもなければ、家のカギや医療保険カードを返さないと脅迫した。しかし、葉さんのほかの私物は返還されず、公安局から押収品リストももらえなかったという。

 葉さんはかつてリューマチの関節炎を患っていた。1997年に法輪功を学び始め、「真・善・忍」の教えに従って自ら律し、健康を取り戻した。しかし、中国共産党による法輪功への迫害が始まってから、数回にわたって連行・拘禁された。また、長期に監視され、労働教養処分に処せられた。

 葉さんの夫・徐さんは1996年に法輪功を学び始め、リューマチの関節炎と躁うつ病が完治した。また、法輪功の教えに従って、他人のことを優先に考え、周囲から高い評価を得た。しかし、徐さんは法輪功を学んでいるとの理由で労働教養処分に2回処せられ(計3年間)、さらに、2010年8月に懲役6年6カ月の判決を宣告されたという。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/8/26/296495.html)
 
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