【明慧日本2016年7月31日】吉林省延辺朝鮮族自治州の敦化市裁判所は今月16日、鄧麗娟さん(47歳女性)の家族に19日の火曜日に龍井市裁判所において裁判を行うことを通知した。また、家族の3人しか傍聴できないと告げた。しかし、当日の朝、市裁判所は裁判は取り消しされたと家族に通知した。
鄧さんは法輪功を学んでからわずか20日あまりで病気が完治し、家族3人は楽しい生活を送っていた。
しかし、1999年7.20以降、鄧さんと夫の鄭福祥さんは法輪功の無実を伝えたとの理由で残酷な迫害を受けた。鄭さんは長春市葦子溝、奮進、朝陽溝の三つの労働教養所で拘禁され、心身ともに大きなダメージを受けた。そのため、2004年4月7日に他界した。当時、鄧さんは迫害から逃れるため、放浪生活を余儀なくされ、夫の最後にも会えなかった。
昨年8月4日、鄧さんと陳さんは市のある団地で法輪功の資料を配っていた時、市公安局の警官に不当に連行され、市公安局に拘禁された。取り調べられた時、2人は熬鹰(ごうたか:寝かせない)、鉄イス、冷たい水で目覚めさせ、びんたを打たれ、髪の毛を引っ張られるなどの拷問を2日間、連続で受けた。
警官は拷問から得たいわゆる「証拠」を市検察院に提出した。裁判所はさらなる迫害を企てていた。
家族は鄧さんに北京の弁護士を雇った。弁護士は昨年11月と12月に市検察院と裁判所を訪ね、関連手続きをし、鄧さんと面会して、案件の資料も調べた。今年1月、裁判所と弁護士の都合が合わず、開廷時間を延ばした。しかし、その後、弁護士は再び裁判所と開廷時間を相談した時、地元の弁護士ではないとの理由で出廷して弁護できないと言われた。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)