湖南女子刑務所のコルセットを用いる残忍な迫害
■ 印刷版
 

 【明慧日本2019年3月3日】1999年7.20から中国共産党が法輪功を迫害して以来、湖南省女子刑務所は、特に法輪功学習者を拘禁し、ひどく迫害する場所として使用されている。当刑務所の警官らは、各種の残酷な手段を用いて学習者たちに法輪功を放棄させるように強制し、「転向」させている。今もなお、これらの非人道的な罪悪は依然として刑務所内で続けられており、刑務所内の警官らは人間性のない受刑者の囚人らを利用して、極めて悪質な手段を用いて法輪功学習者を苦しめている。このような劣悪な環境の中で、多くの法輪功学習者はその中でもコルセットを利用した方法で、吊るし上げられ、非常に苦しめられている。

中共酷刑演示图:约束衣
拷問のイメージ図:コルセットを利用した
方法で吊るし上げる

 湖南省寧郷県の法輪功学習者・劉賽軍さんは、2016年7月6日、桃江県裁判所に裁判にかけられた後、懲役2年の実刑判決を言い渡され、さらに2千元の罰金を科された。桃江県の610弁公室、公安局、検察庁、裁判所の関係者らは、劉さんを連行してから、拘留していることや逮捕令状が公布され、その後、起訴されて判決に至るまでの一切を家族に知らせておらず、本件に関する法律上の通知をも一切送付しなかった。このような法律上の手続きのないまま、言い換えれば、違法な状態のままで、劉さんは湖南省女子刑務所に拘禁された。

 しかし劉さんは刑務所の警官の言い成りにならず「転向」しないため、トイレに行くことを許されず、しゃがんだままの姿勢や立ったままの姿勢を強制された。また、警官らはコルセットを利用して劉さんを縛り付け、廊下の隅の窓に吊るし上げた。その上、シーツや戸棚で遮って、監視カメラでこの苦痛な拷問の現場を映さないように隠し、毎日午前8時から夜11時半まで拷問し続けた。さらにその後も睡眠を許さず、引き続き朝まで体罰を加えた。その結果、劉さんは呼吸困難となり、血液の循環がスムーズにできず全身がパンパンにむくんだ状態になった。

 湖南省郴州市の法輪功学習者の文戍林さんは、2014年8月1日に自宅から連行され、懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡され、罰金5千元を科された。2016年8月15日、文さんは湖南女子刑務所に拘禁された。そこで、文さんは「三書」を書かないため、トイレに行くことを許されず、数日間我慢した。しかし、背が高くてガッチリした体格の受刑者が派遣されて来て、文さんに両手で頭を抱えてしゃがんだままの姿勢を強要し、自分の全体重を文さんの身にのしかけた。そのため、数日間トイレを我慢していた文さんは大小便を漏らしてしまった。すると、彭光敏と宋鳳祥らの監視役は「ほら見ろ、法輪功学習者は俺らの前で、恥知らずにも大小便を漏らしたぞ」と大声で侮辱した。

 その後、文さんもまた同じようにコルセットを付けられ、朝から夜11時半まで吊るし上げられ、下ろされた時にはもうすでに呼吸困難な状態で、まったく動けなかった。

 湖南省懐化市の法輪功学習者・鄧月娥さんは、強行にコルセットを付けられた時、痛みを我慢できず、思わず「助けて」と叫んだため、監視役にタオルを突っ込まれて、口を塞がれた。

中共酷刑:吊挂
拷問のイメージ図:吊るし上げる

 懐化市の法輪功学習者の金福晩さんは、同じ方法で4回もコルセットを付けて苦しめられた。他にも、3回吊るし上げられ、右手の数本の指が動かなくなり不具になった。金さんは断食してこれらの迫害に抗議したが、野蛮にも灌食されて苦しめられた。その後、出所した時の金さんは別人のように痩せこけて、まだ40歳にもなっていないのに、髪の毛の半分が白くなり、非人道的な拷問の凄まじさが見て取れる。

酷刑演示:野蛮灌食(绘画)
拷問のイメージ図:野蛮な灌食

 ある年配の法輪功学習者は、長期にわたりトイレを禁止されたため、我慢できずにトイレに行きたいと申し出る度に、指図を受けた囚人の受刑者らに便所用ブラシで口をこすられた。また、猛暑の中にもかかわらず、1カ月以上も入浴させず、毎回の食事はほんのひと口しか与えられず、いつもひもじい思いをした。

酷刑演示:暴打
拷問の実演:指図を受けた
囚人も加わり暴行する

 情報筋によると、湖南省女子刑務所に拘禁されている学習者・尹紅さんは残忍な拷問をや非人道的な迫害を受けて、現在、深刻な状況になっている。骨と皮ばかりに痩せこけて、聴力、視力はほとんど喪失し、真っ直ぐに歩くことすら出来ず、自力で生活することが全く出来なくなっている。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/2/15/382776.html)
 
関連文章