法輪功学習者の祖母が迫害され、孫も入園を拒否される
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 【明慧日本2020年10月5日】湖北省麻城市幼稚園で33年間勤務した元教員で法輪功学習者・陶臘懐さん(70)の孫は2020年9月6日の開園日に、親と手をつなぎ麻城市幼稚園へ登園した。しかし、園長・余麗は政治法律委員会、610弁公室などの圧力の下で、祖母・陶さんと母親が法輪功を辞めるという、いわゆる「保証書」を書かないという理由で、孫(4歳)の登園を拒否した。

 15年前に定年退職した陶さんは、法輪功を学んでから全ての病気が完治し、二十数年来とても元気に過ごしている。しかし、法輪功を学んでいるという理由で孫が連座され、登園拒否された。

 中国共産党による法輪功に対する迫害が始まってからの21年間に、陶さんは何度も身柄を拘束され、2回洗脳班に送られて、合わせて60日間以上拘禁されたことがある。麻城市幼稚園の園長及び教員は政治法律委員会、610弁公室に指図され、陶さんの孫の登園を断った。

 良い人が迫害される

 2020年5月中旬から下旬にかけて、陶さんは何度も管轄区の警官や麻城市幼稚園の園長と副園長、工会の主任などにドアを開けさせ「煉功しない、連絡を取り合わない、法輪功のことを言わない」という保証書へのサインを強いられた。さらに、何回も嫌がらせを受け、陶さんと家族に大きなダメージを与えた。

 陶さんと嫁は警官のこれらの行動には協力せず、ドアを開けなかった。2人は2階のベランダで警官らに法輪功の無実を伝えた。しかし、警官らは庭のドアを蹴りながら、暴言を吐いた。園児の母親(嫁)は警官らの暴行を録画した。周りの隣人も来て警官らの行動を非難した。しかしその結果、陶さん一家は長期間外出できなかった。  

 麻城市幼稚園は何度も陶さんにいわゆる「三書」へのサインを強要したが、叶わなかった。そこで幼稚園のトップの者らは手腕をふるって、定年退職した教員らに陶さんが「三書」を書かないため、全員のボーナスがなくなると言って、教員らの陶さんに対する恨みを煽った。

 孫が合格していても、園長に除名される

 2020年8月末、麻城市幼稚園の新入園児の申込が始まった。陶さんの孫(4)は幼稚園の条件を満たして合格し、ウィーチャットのグループチャットで、7組に配属されたと知らされた。

 しかし、9月6日の登園当日、所属クラスの担任に受け入れを拒否された。園長は陶さんと子供の母親が法輪功を辞めるという保証書を書かない限り、入園をさせないと言った。その理由は幼稚園の教育環境をきれいに保ち、法輪功の信仰のない幼稚園にするためだという。

 陶さんと母親(嫁)はいわゆる保証書を書くことを断り、園長の行為を起訴しようとしている。そこで園長は「入園拒否ではなく、しばらく入園させない」と改めた。しかし、1カ月経っても、いまだに幼稚園側からは入園許可の通知もなく、すでに支払った交通費も返金されないままである。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/10/2/413242.html)
 
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