昆明市の史美鈴さんに実刑 母親がショック受け死亡
■ 印刷版
 

 【明慧日本2020年10月9日】(雲南省=明慧記者)雲南省昆明市の法輪功学習者・史美鈴さん(56)は昆明市第一留置場で1年近く拘禁され、今年2月に懲役3年6カ月の実刑判決を宣告された。そして、7月27日に昆明市第一女子刑務所に拘禁された。

 健康に向かっていた史さんの母親は、娘が不当に実刑判決を受けたことで、ショックを受け、娘を心配して悲しみ、憤りの中で2020年7月に亡くなった。史さんは最後まで母親に会うことができなかった。

 法輪功を学ぶ前の史さんは、子宮筋腫などの病気に悩まされ、出産後も体調がずっと悪かったが、法輪功に出会ってから元気になり、精神状態もますます良くなった。

 2019年8月1日、史さんは西山区盤龍江付近で人々に法輪功迫害の事実を伝えたところ、不審者に通報され、当日の夜、自宅に侵入して来た西山区の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の11人の警官らに連行され、家宅捜索を受けた。そして、すべての法輪功書籍、資料、法輪功創始者の写真、ノートパソコンなどの私有物を押収された。史さんは西山区前衛派出所に連行された。

 同年8月3日、史さんは昆明市第一留置場に拘禁された。

 史さんの家にはまだ脳梗塞を患った夫と、精神の病で介護を必要とする80歳の母親がいると、家族は何度も事情を説明したが、派出所の警官らは応じなかった。

 今年2月27日、昆明市検察庁は史さんの文書を西山区裁判所に引き渡した。家族は西山区裁判所に裁判の日程を尋ね続けたが、開廷時間に関する通知は一切来なかった。

 4月下旬、家族が再度問い合わせたところ、すでにオンラインで開廷し、懲役3年6カ月の実刑判決を下したと返答された。

 史さんは1年あまりの間拘禁され、刑務所に移送された後、7月下旬に一度だけ家族と電話で話した。それ以外に、一切連絡は取れなかった。家族が「なぜ電話で連絡が取れないのか」と関係部門に聞いたところ、関係者らは様々な言い訳をしてごまかした。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/10/3/413280.html)
 
関連文章