【明慧日本2020年10月11日】広東省広州市天河区の法輪功学習者・方偉雄さん、翁(おう)慶忠さんは2019年9月、天河区公安分局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)および猟徳派出所の警官に連行され、天河区留置場に拘留された。その後、2人は海珠区裁判所により冤罪を着せられた。
翁慶忠さん |
方さん(男性)、1965年8月生まれ、広東省掲陽市恵来県出身、広州市に勤務。
翁さん(男性)、1963年2月生まれ、広東省汕頭市出身、広州市に勤務。
方さんは法輪功の資料を配ったとして、2019年9月12日午後、広州市天河区公安分局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)および猟徳派出所の警官が方さんの自宅へ行き、ドアを開けるよう大家に命じた。大家が方さんを呼んだが、方さんは返事をしなかった。警官はマンションの下で待機していた。翁さんはその状況を知り、方さんの携帯電話にショートメールを送り、あなたの家に入ろうとしている人が外にいるので気をつけて、と方さんに教えた。しかし、間もなく特殊警察部隊が方さんの家に侵入し、方さんを連行した。9月13日午後、翁さんはメールを送ったため、勤務先で連行され、家財を押収され、法輪功の書籍5冊を奪われた。
2019年10月17日、方さん、翁さんは天河区検察庁に不法に逮捕された。当該案件は12月16日に海珠区検察庁に送られ、2020年1月末ごろ、2人は海珠区裁判所で開廷された。
翁さんは石の彫刻が上手であり、彫刻した獅子や麒麟がいきいきしていた。修煉前、翁さんは健康状況が悪く、胃潰瘍がひどかった。たばこを吸ったり、お酒を飲んだり、ギャンブルをしたりした。ビジネスがうまくいかないと短気になり、ひどい時は包丁を持ちながら妻と口喧嘩をした。2006年、翁さんは法輪功を修煉し始め、一年も経たないうちに、胃潰瘍の症状がなくなり、それから薬を飲んだことがなかった。同時に喫煙や飲酒、ギャンブルの悪習を捨てて、気性が優しくて善良になった。
ただ友達にメッセージを送っただけで、善良な翁さんは警官に連行され、すでに1年以上拘留されている。
現在、広州市の法輪功学習者が陥れられた案件はほとんど海珠区裁判所で開廷された。同裁判所は少なくとも7つの合議制法廷を作り、専ら法輪功を迫害している。合議制法廷は裁判長1名、主審裁判官1名、裁判官1名によって構成される。合議制法廷の主審裁判官は兼任できる。同裁判所で迫害に加担した裁判官は、周懲遠、劉頴、鄧玉林、陳澎、王潔、賈存錦、陳蔭亭ら10人以上いる。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)