ポンペオ氏、バチカンに中共に直面しようと促す
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 【明慧日本2020年10月11日】(明慧記者=王英総合報道)ポンペオ米国務長官は9月30日、中共をナチス・ドイツと比較し、バチカンに「勇気を出して、第二次世界大戦時にユダヤ人を助けた時と同じように、中国の宗教の自由と中国の人権を守ろう」と促した。

'图:美国国务卿蓬佩奥敦促罗马教廷勇敢面对中共'

ポンペオ米国務長官

 バチカンを訪問したポンペオ氏は、バチカン駐米国大使館の主催したセミナーで、バチカンのポール・ギャラガー外相とピエトロ・パロリン国務長官の前で、中国共産党と対峙する中で、「殉教しても屈しない」精神を持ち、信教の自由と人間の尊厳をしっかりと守るべきだとバチカンに呼びかけた。

 ポンペオ氏は、「米国とバチカンは2019年に正式な国交樹立から35年を迎え祝賀した。今日、共有された価値観、道徳観、お互いに尊重しあうことに基づき、私たちのパートナーシップは、これまでと同様に強固なものになっています。今後とも、人権の保護と促進、信仰の自由の促進、人身売買との闘い、世界中の危機に対する平和的解決策を見つけるために、バチカンとのパートナーシップを継続していくことを期待します」と語った。

 「迫害や政治的干渉の脅威を受けるべきではなく、誰もが自由に礼拝する権利を持っています。 信仰の自由の権利を守ることは、道徳的な義務であるだけでなく、現在の米国に対して国家安全保障上の義務でもあります。 信仰の自由を守る政府の方々はさらに安全と繁栄を求めているのです」とポンペオ氏が語った。

 バチカンも立ち上がって中共に反対するようにと再度呼びかけた。「今日、全世界で宗教の自由を侵害する最もひどいところは中国です」、「すべての共産主義政権と同じで、中共は彼ら自身が最終的な道徳権威だと思い込んでいます」、「中共は人を驚かせるほどの速いスピードで信仰の自由を消滅させています」

 ポンペオ氏は「中共は中国のすべての宗教グループを攻撃しています。家庭教会、チベット仏教、法輪功学習者なども含まれています。もちろん、天主教徒も逃げられません」と語った。

 ポンペオ氏は、教皇に「邪悪政権に対して、勇気を出すべき」、「今日、私はすべての宗教指導者に、信仰の自由と人間の尊厳と平和のために、(リヒテンベルク神父のように)同じような高尚な道徳と勇気を示すことを強く求めます」と呼びかけた。

 ポンペオ氏はまた、断固たる反共産主義者である元ローマ法王パウロ2世の例を用いて、彼がソ連や東ヨーロッパが共産主義を離脱する「良心革命」の中で果たした重要な役割を強調した。今日のローマ教会も同じく勇気を持つことを願っていると促した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/10/1/413006.html)
 
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