四川省彭州市の73歳の周善会さん 秘密裏に拘禁される
■ 印刷版
 

 【明慧日本2020年10月12日】四川省彭州市の法輪功学習者・周善会さん(73歳女性)は9月8日、彭州市天彭鎮派出所の警官に連行され、秘密裏に拘禁された。

 周さんは同市軍楽鎮香水村に在住し、1999年1月に法輪功を学び始めた。以前、周さんは体が弱くて胃炎や関節リウマチ、肩関節周囲炎、痔などを患い、しかも法輪功を学ぶ直前には、すでに3カ月ほど全身がむくんでいた。いろいろと治療を試したが、どれも好転しなかった。しかし、法輪功を学んでからたった1週間で、患っていた病気が快方した。それ以後、周さんは法輪功の教えの真・善・忍に従って、より良い人になるようにと自分に要求してきた。

 しかし、1999年7.20.中国共産党(以下、中共)当局が法輪功への迫害を開始した。そのため、法輪功を学び続けている周さんは繰り返し連行され、留置場や精神病院、労働教養所に拘禁された。

 一、殴打され、精神病院に拘禁され、鉄の門にぶつけられた

 1999年7.20、中共は法輪功迫害を開始した。2000年2月20日、周さんは北京へ行き、政府に法輪功への迫害停止を求め、法輪功の真実を伝えようとしたが、北京の警官に前門派出所に連行された。その後、周さんは彭州市の警官2人によって同市に送還され、拘留所に15日間拘留された。

 2000年4月1日、周さんは再び、陳情するために北京へ行った。しかし、警官に四川省の北京駐在事務所へ連行され、9日間拘禁された。事務所で周さんは警官に吊るし上げられ、蹴られて鉄柱にぶつけられて、頭に傷を負って血が流れ出た。

'酷刑演示:毒打'

拷問の再現:寄ってたかって殴打される

 その後、周さんは地元に送還され、15日間の拘留と罰金1万元(およそ16万円)を科された。その後も周さんは家に帰れず、彭州市紅十字会精神病防治病院に入れられ、7カ月間拘禁された。ある日、警官は周さんが法輪功書籍1冊を持っているのを発見し、無理やり本を奪おうとして、周さんは頭を鉄のドアにぶつけられた。それで、周さんは意識不明になった。

 二、資中楠木寺労働教養所で拷問を受ける

 2003年の初めに、周さんは郷政府のところに連行された。そこで寧作華は、周さんを殴打したり、腰を蹴ったり、ふくらはぎと足を踏んだりした。全身に傷を負った周さんを家に帰らせず、資中楠木寺教養所に送り、1年6カ月拘禁した。

 教養所で周さんは細い紐で全身を縛られ、独房に入れられ、睡眠を奪われ、手錠にかけられて、麻薬犯に引きずり回されるなどの拷問を受けた。

'酷刑演示图:“拖拽”'

拷問のイメージ画:引きずられる

 三、留置場で鉄線で手を縛られ、灌食された

 2008年5月24日、周さんは敖平派出所の警官に連行されて家宅捜索された。周さんは強制的に写真を撮られた際に、警官にいきなり箒が折れるまで強く頭を打たれた。その日、周さんは彭州留置場に送られた。

 周さんは留置場で、迫害に対して断食をして抗議をしたが、椅子に縛られて強制的に灌食をされた。両手を鉄線で強く縛られたため、手首の肉に食い込んだ。1時間後、警官はやっと周さんの手を縛っていた鉄線を解き、その代わりに細い布で縛った。

'酷刑演示:野蛮灌食(绘画)'

拷問のイメージ画:野蛮な灌食

 周さんは7日間強制的に灌食を受けた。その後、周さんは八五四工場に4日間拘禁され、殴打され、蹴られるなどの迫害を受けた。

 四、新津洗脳班で殴打され、使ったナプキンを口に入れられ、内容不明の液体を灌食された

 2008年7月3日、周さんは成都市にある新津洗脳班に連行された。

 ある日、洗脳班の人員が周さんを殴打した後、自分の使った血のついたナプキンを取り出し、周さんの口の中に入れた。その翌日、周さんはまたも猛打され、強制的に口を開けられて石鹸を入れられた。そのため口に傷を負い、血が出た。その後の数日間、周さんは服や布団の上に、わざと水を撒かれて嫌がらせをされた。

 2008年9月9日、周さんは断食して迫害に抗議した。そのため、内容不明の液体を灌食された。周さんは当時、灌食されたとき、とても塩っぱいと感じたが、その後すぐに全身に痛みを感じ、徐々に痛みが増し、本当に耐えがたかった。その日は一晩中、ずっと痛かった。翌日、死にそうになったので、やっと病院に搬送された。医者の診断書には「両肺が黒くなり、胆のうがすでに壊死している」と書かれていた、と当時を振り返って話した。

'中共迫害示意图:强制灌药'

拷問のイメージ画:強制的に薬を飲まされる

 その後、洗脳班側は責任を負うことを恐れて、すぐに周さんを帰宅させた。9月10日、帰宅した周さんは首が自由に動かず、その上、普通にご飯を食べられずに記憶も低下し、自立した生活が困難になった。

 五、放浪生活を強いられる

 2009年6月16日、周さんと学習者・張翠先さんの2人は外出して帰宅する途中で、彭州市軍楽郷派出所の警官に呼び止められ、暴力を振われた。警官は2人を連行しようとし、自転車で去って行った張さんを追いかけた。その後、周さんは連行を免れたが放浪生活を余儀なくされた。

 六、その他

 2015年5月7日、周さんは法輪功の真実を人々に伝えた際に、中共の法輪功への誹謗中傷の宣伝を信じている人に通報された。警官に連行された周さんは15日間拘留された。

 2015年6月26日、周さんは彭州市楠楊鎮で法輪功が迫害されている事実を人に話したとき、ある人に通報された。そのため、周さんは昇平派出所に連行され、その後、彭州拘留所に送られ、15日間拘留された。

 2017年9月5日、彭州市軍楽鎮の警官は周さんの家へ行き、嫌がらせをした後、周さんを派出所に連行した。

 2018年6月22日、周さんは彭州市敖平鎮で法輪功の真実を人に話したとき、敖平派出所の警官に連行され、10日間拘留された。同年10月23日、周さんは自宅で警官に連行された。10月26日、敖平鎮で法輪功の真実を伝えた周さんはまた、警官に連行された。

 2019年4月10日、周さんは敖平鎮派出所の警官に連行され、留置場に送られた。11月14日、周さんは警官2人によって天彭鎮派出所に連行されたが、当日に帰宅した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/10/1/412797.html)
 
関連文章