遼寧省女子刑務所 受刑者らが徐桂賢さんを拷問
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 【明慧日本2020年10月17日】(中国遼寧省=明慧記者)中国の遼寧省女子刑務所は6月1日から、錦州市の法輪功学習者・徐桂賢さんに対して、再び強制転向を実施し、高圧スタンガンによる殴打、トイレに行かせない、寝かせない、熱湯をかけるなどの人道に反する拷問を行った。

 受刑者・李晶春と婁爽の2人は、徐さんと同一グループ(互いの行動を監視させるため)である。昼間の作業時間に3人は倉庫で仕事をしている間、婁は高圧スタンガンにタオルを巻き付けて徐さんを殴打し、人が入ってくると殴打を止める。6月1日、徐さんがトイレに行ったのを見かけたが、6月2日から4日までの3日間は徐さんを見かけた人はいないという。作業時間に徐さんは倉庫に閉じ込められ、トイレへ行くことを許されなかったという。

 6月1日から3日まで作業が終わると、徐さんは第5管区の食糧倉庫に閉じ込められ、受刑者から暴行を受けた。6月2日(もしくは1日)から4日までの就寝時間に、徐さんの部屋に受刑者・李晶春と王艶の2人が同室となった。2人は夜通しで徐さんを直立不動の姿勢で立たせ、姿勢が崩れたり居眠りをすると徐さんに暴力を振るった。ここでも徐さんはトイレに行くことを許されなかったという。

 李晶春と王艶は同じ管区の受刑者ではなく、彼らは数カ月前に12管区から第5管区に移動してきた。刑務所は、この2人の強制転向の手段の経験を利用して、学習者を転向させるために第5管区に移動させた可能性がある。

 徐さんは少なくとも3日間はトイレに行くことや睡眠をとることを許されなかった。情報によると、徐さんはズボンの中に便を出し、4日目には意識が朦朧としていたという。

 6月4日夕方8時ごろ、徐さんの寝床で受刑者・肖淼の主導の下で、受刑者・宋藍傑が加担し、沸騰した熱湯を徐さんの背中にかけた。この時、受刑者・李菲菲は徐さんが動けないように押さえつけた。徐さんの背中は10×20センチの広さの皮膚が剥がれ落ちた。この場面は多くの受刑者が目撃したという。

 その後、刑務所は徐さんを治療させたが、同時に、このことに関わった人の責任を追究しないよう強迫し、ビデオ録画を撮った。

 いったい受刑者・婁が持つ高圧スタンガンはどこから入手したのだろうか? 人間性のない拷問を黙認したの誰なのだろうか? 刑務所は本来ならば犯罪者を教育して新たな人生を始めさせる場所であり、犯罪者にさらなる犯罪をそそのかし、他人に危害を加えさせる場所ではない。刑務所の中は宿舎から作業場、医務室まで監視カメラが設置されいる。同時に、無数の受刑者が彼らの犯罪を立証できる。

 遼寧省錦州市の60代の法輪功学習者・徐桂賢さんは、2019年3月初旬、凌河区裁判所(地裁)によって懲役4年の冤罪を言い渡された。そして、同年4月、遼寧省女子刑務所に収監され、残酷な迫害を受け続けている。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/10/15/413803.html)
 
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