文/中国の大法弟子
【明慧日本2020年10月24日】ここ数年、私は子供と共に県外に住んでいました。前回、実家の兄嫁を尋ねた際、彼女は私との再会を非常に喜び、私たちは10年前の出来事について語りました。
兄は長年喘息が酷く、力仕事をすることができないため、土地を他の人に貸していました。兄の息子が商売の為にお金を必要とした際に、兄夫婦はすぐに他の4人と共に連帯保証契約をしました。(連帯保証とは、返済できなくなった場合は、他の4人が返済義務を負うこと)その後、兄の息子は商売がうまくいかず、お金を返済することができなくなった為、借金取りが度々、兄の家を訪れ、返済を要求しました。しかし、兄にはそんな大金がなかった為、時には暴力や罵声を浴びせられました。
兄は返済のために家を売却し、住むところが無くなったため、自分の土地に煉瓦で小さな部屋を作りました。ある日突然、県長が解体車と共に大勢の人と兄のところに来て、兄が土地の上に家を建てていることが違法であるという理由で、煉瓦の部屋を勝手に解体し始めたのです。兄夫婦は突然のことに唖然とし、怒りと絶望に陥りました。兄は解体車の前に行くと、地面に横たわって抗議しました。「法輪大法は素晴らしい! 法輪大法は人々の希望です! 共産党はいつも庶民を苦しめ、我々の活路を奪います!」という夫婦の叫びを聞いた県職員は、「法輪大法は素晴らしいと言ったね。お前達を今すぐ逮捕する」と言いました。兄夫婦は続けて、「では逮捕してください、ちょうど食事をする場所も無くなり、困っていたところです」と叫びました。兄嫁は言い終わると、解体中の部屋へ走って入りました。県職員もその後を追って部屋に入りました。すると、彼は態度を180度変え、兄嫁に「早くご主人を地面から起き上がらせて下さい。この部屋は解体しません、別の日に県庁に金を受け取りに来て、その金で家を修復して下さい」と言いました。
数日後、兄は県庁から本当に一千元を持ち帰り、家を修復する事が出来ました。その後、夫婦が県庁で居民最低生活保障の手当てについて尋ねると、以前はいつも後回しにされていたのですが、今はスムーズに手当てを受け取る事が出来るようになりました。兄の息子の商売も次第に順調になり、負債も全て返済し、自分の家と車も買う事が出来るほどになりました。これらの大きな変化は大法がもたらした福であることを、兄夫婦は誰よりも認識しています。
ここ数年、私は頻繁に兄夫婦を訪れて大法の素晴らしさを話し、大法のCDを聞かせています。大法の慈悲を兄夫婦が目の当たりにし、大法に対して良い印象を抱くことで、彼らに素晴らしい未来が訪れたことを私は嬉しく思っています。