【明慧日本2020年10月28日】湖北省武漢市の洪山区獅子山派出所は10月16日、同省工業大学の警備課、工業大学コミュニティーとともに、工業大学の職員である法輪功学習者・張華平さん(50代男性)を獅子山派出所に呼び出し、湖北省洗脳班に拘禁した。
張さんは武漢大学の図書管理学部を卒業、湖北省大学図書館に勤めていた。武漢市は法輪功迫害に力を入れているため、張さんも迫害から逃れられなかった。
今年10月の長期休暇後、獅子山派出所は工業大学のトップと結託して張さんにプレッシャーをかけ、毎日張さんに法輪功を辞めるよう説得した。さらに、辞めない場合は公職から追放し、洗脳班に拘禁すると脅した。張さんは法輪功を学び続ける意志を伝えたため、湖北省洗脳班に連行された。
中国共産党(以下、中共)による法輪功への21年間にわたる迫害において、張さんは何度も家財を押収され、身柄を拘束されて拘禁され、嫌がらせを受けた。
2000年8月、張さんは武漢市公安局、南湖派出所に身柄を拘束され、家財を押収され殴られた。
2001年11月、張さんは南湖派出所に家財を押収され、嫌がらせを受けた。
2002年2月、張さんは南湖派出所に1カ月間刑事拘束された。
同年、工業大学は張さんが法輪功を学んでいるという理由で無理やり張さんの2001年の評価を「合格」から「準合格」に降ろし、1カ月分の給与を差し引き、3年以内に昇進できない処分とした。
同年6月、張さんは学校警備課により湖北省洗脳班に連行され、1カ月迫害された。その結果、解放されてから長い間意識がもうろうとしていた。
2004年9月、張さんは家財を押収され、身柄を拘束され、武昌楊園の洗脳班に連行された。
2010年5月18日、張さんは再び湖北省洗脳班に連行された。
湖北省洗脳班(また板橋洗脳班、南湖洗脳班と呼ばれる)は中共が法輪功を迫害する最もひどい場所の一つである。法輪功学習者への迫害手段の多くはここから全国に広がった。例えば、睡眠禁止、立たせる、灌食、殴打、飲食禁止、手枷をかける、電気ショック、食事に毒を入れる、毒注射など。肉体的に迫害を加えると同時に、心理的な手段を使い、精神的にも迫害をしている。多くの学習者は迫害されて気が狂ったりし、亡くなった人もいる。
2002年2月以来、湖北省洗脳班で迫害を受けた法輪功学習者は1,000人以上にのぼる。一部の人は何度も連行された。無実である学習者らは隔離され、監視され、騙され、辱められ、脅かされ、殴られるなど各種の肉体的・精神的に残酷な虐待を受けた。