重慶市の裁判所 69歳の鄒華蘭さんに不当開廷
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 【明慧日本2020年10月28日】重慶市長寿区の法輪功学習者・鄒華蘭さん(69歳女性)に対して10月15日午前、江北区検察庁及び裁判所により裁判が行われた。現在、鄒さんは長寿留置場に拘禁されている。

 鄒さんの弁護士は、地元の長寿区の弁護士である。法廷で、鄒さんは正々堂々と検察からの指摘を否定した。

 鄒さんは重慶長寿農業機械会社の元職員で、何種類もの病気を患っていた。法輪功を学んでから、真・善・忍に従って行動し、しばらくしてすべての病気が消えた。

 2019年10月、中国共産党中央政法委書記・郭声琨という人物が重慶を訪れ、人権活動家や法輪功学習者への迫害を強化するよう指示した。重慶市の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らは「政治任務」を完成させ、個人の昇進資格を獲得するために迫害対象を探し始めた。

 鄒さんは2017年7月に貴州省桐梓県へ避暑に行っていた時に、現地の村書記の妻に法輪功迫害の実態を伝えたため、村書記に通報され、その後懲役2年の実刑判決を言い渡された。2019年7月、鄒さんは冤罪による刑期を終えて帰宅した。他省で判決を下された経歴が、重慶長寿区610弁公室と国内安全保衛部門に迫害される理由となった。同年11月13日、鄒さんは自宅に押し入ってきた警官らに連行され、留置場に送り込まれた。

 3回にわたって不当に労働教養を強いられる

 1999年7月、鄒さんは北京へ陳情に行った際、連行されて留置場に送り込まれ、現金5,000元(約78,000円)を科された。同年10月、1年の労働教養を強いられ、翌年に8カ月と9日間、無理やり延長させられた。

 2001年11月中旬、鄒さんは県党校の「転向班」に送り込まれ、その後、労働教養2年を強いられた。

 2006年8月25日夜、自宅にいた鄒さんは再度連行されて1年6カ月の労働教養を強いられた。

 留置場や労働教養所で、鄒さんは転向を拒否したため、様々な拷問を受けた。毎日17〜18時間立たされ、15日間連続で強要された。監視役の4人の麻薬犯にシフト制で監視され、トイレに行くことを禁止され、24時間連続で睡眠を剥奪された。また、軍人の姿勢でしゃがまされ、灌食された。長い間手錠を嵌められてベッドに縛り付けられたため、左手が骨折し、1カ月動けなかった。鄒さんは両足が腫れ上がり、化膿し、両足の裏が深刻に潰れ、両足の甲だけが少し健全であった。

 2012年9月7日、鄒さんは連行されて留置場に入れられ、翌年5月28日に解放された。

 2020年、鄒さんは再度連行され、同年10月15日に開廷された。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語: http://www.minghui.org/mh/articles/2020/10/23/414125.html)
 
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