【明慧日本2020年10月28日】2020年の初め、昆明市西山区平橋村の法輪功学習者・楊徳英さん(71歳女性)は、新型コロナウイルスが武漢で感染拡大した時、人々を救い済度するために人々に法輪功迫害の実態を伝え資料を配った際、2回にわたって昆明市海口鎮の警官らにより連行され、嫌がらせを受けた。仕方がなく、楊さんは家を出て放浪生活を余儀なくされた。 以前、楊さんは6年間拘禁されたことがある。
楊さんは同年2月1日、法輪功迫害に関する真相が書かれた資料を配布していた際、現地の警官らにより派出所まで連行され、そこで拇印、採血を強要されたが、楊さんは断った。当日夜、楊さんは解放された。
その前の2019年9月25日、西山区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らは楊さんの住んでいたアパートに駆けつけ、家宅捜索を行った。当時、楊さんが不在だったため、警官らは代わりに他の学習者・況さんを連行した。楊さんは数日後アパートに戻り、目にしたのは、部屋がめちゃくちゃに荒らされ、床はごみだらけになっていた。無断で家宅捜索を行ったことが分かった。危険を実感した楊さんは放浪生活を余儀なくされた。
2020年3月23日午後1時過ぎ、2人の警官が楊さんのアパートを訪れた。それから毎日2人の警備員が配置され、アパートの入口で見張っていた。隣人にも「楊という年配者を見かけたらすぐに通報してくれ、懸賞金を出すから」と告げられていた。
楊さんは労働教養2年、懲役3年の実刑判決を受けたことがある。
2005年1月、楊さんは「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」という文字が書いてあるカードを人々に配っていた際、理解できなかった人に通報され、現地の警官らに連行されて留置場に送り込まれた。同年3月、労働教養2年を強いられ、2006年11月に解放された。
2008年5月、楊さんはまた連行され、第一留置場に1年近く拘禁された後、2009年2月に懲役3年の実刑判決を言い渡され、雲南第二女子刑務所に拘禁された。そこで、毎日2人の受刑者に監視されていた。歩行時、2人の監視役の受刑者が前後それぞれ1人配置されていた。就寝時、左側と右側にもそれぞれ1人が配置されていた。洗顔、トイレに行く時も監視され、罵られていた。食事の時、おかずを剥奪され、配ってもらえなかった。時々、小さな椅子に連続15時間座ることを強要され、結局、お尻が潰れた。毎日、法輪功を放棄するよう強要されていた。もし法輪功を放棄したら、学習者1人に対して、監視役の受刑者及び刑務所の警官らも奨励金がもらえる。楊さんはこのような迫害を受け続け、2010年5月にやっと刑期満了日を迎えて解放された。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)