広東省の李燕群さんに冤罪7年 拘禁場所不明
■ 印刷版
 

 【明慧日本2020年10月30日】広東省佛山市の法輪功学習者・李燕群さんは3月17日 、秘密裏に連行された。家族は1カ月以上探しまわった後、李さんが精神病院に拘禁されていることが分かった。8月5日、佛山市禅城区裁判所は李さんに対してオンラインで開廷した。10月21日、李さんは懲役7年、罰金7千元(約10万円)を言い渡された。しかし、現在もなお家族は李さんがどこに拘禁されているか分からない状態である。

 李さんはかつて重度の心臓病、肩関節周囲炎、脳震盪、婦人科などの病気を患ったことがあり、法輪功を習い始めて1週間後、すべての病気が消えた。1999年7月、中国共産党が法輪功に対して迫害を開始した後、李さんは残忍な迫害を受けた。李さんは2007年に3年の刑に処せられ、広東省の女子刑務所に収監された。そこで、李さんは残虐に迫害され、手足が変形してしまい、自立生活ができなくなり、いまだに完全に回復していない。 行動が不便なため、高齢になった李さんはほとんど外出しないでいた。

 今年3月17日、李さんは押し入ってきた警官らに連行され、家宅捜索を受け、佛山市精神病院に入れられてずっと拘禁されていた。当局は新型コロナウイルス流行を口実に家族や弁護士との面会を拒否した。結局、開廷するまで弁護士との面会もできなかった。

 8月5日午後、佛山市禅城区裁判所は李さんに対して法廷審理を行った。李さんは精神病院から留置場に移動させられ、そこでオンライン開廷に出廷した。開廷された後、李さんは家族が弁護士に依頼したことを初めて知った。

 傍聴を許可されたのは家族2人のみだった。しかも、隣の部屋でテレビ画面を見るだけで、音声も悪く、何を話していたのか全く聞こえなかった。ほかの親族たちは裁判所の外で待つしかなかった。

 佛山市の法曹界は法律に違反して秘密裏に李さんに重刑7年の実刑判決を下した。更に、李さんが現在どこに拘禁されているか家族は分らないままである。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/10/24/414162.html)
 
関連文章