【明慧日本2020年10月31日】(中国江蘇省=明慧記者)江蘇省常州市の武進区裁判所(地裁)は10月23日、同市の法輪功学習者・卜如梅さん(48歳女性)に対して不当に懲役1年6カ月の実刑判決を言い渡した。
卜さんは常州市武進区横山橋鎮芙蓉村の住民で、1999年に法輪功の修煉を始め、「真・善・忍」の基準で自分を律し、良い人になる努力をしている。しかし、これまでに強制労働1年9カ月と、懲役2年の実刑判決を受けた。
以下は卜さんが受けた迫害の一部である
2009年9月9日、卜さんは常州市横林鎮派出所の警官らに強制連行され、留置場で迫害を受けた。卜さんはハンガーストライキをもって迫害に抗議し、野蛮な灌食に遭い、生命が危険に晒される状況下で1年9カ月の強制労働を強いられた。
卜さんは2014年7月22日、洗脳班まで連行され迫害を受けた。
2016年6月17日、卜さんは再び横林鎮派出所の警官らに連行された。常州市経開区裁判所は、同年12月29日、卜さんに対して懲役2年の実刑判決と、罰金1万元(約15万円)を言い渡した。
2020年4月16日、卜さんは再び横林鎮派出所の警官らに連行され、翌17日に仮釈放された。派出所と国家安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らは、卜さんのバッグにあった自宅のカギを勝手に使い、卜さんの自宅を不当に捜索した。この時、卜さんの自宅には義父しかおらず、大勢の警官が部屋に押し入った。義父は法輪功のどこがいけいないのかと警官に聞いたが、誰一人として返事をしなかった。義父は警察の不当な行為に憤りを覚え、4か月後にこの世を去った。
2020年5月14日、卜さんは買い物から戻り、待ち伏せしていた私服警官らに連行された。6月24日、卜さんは検察に送致された。卜さんは担当裁判官・朱銀妹に電話をかけ、会って話したいと要求したが、朱は「裁判官に誰でも会えると思うな、時間がない」と拒否したという。
2020年10月23日、常州市武進区法院は卜さんに対して不当に懲役1年6カ月の実刑判決を言い渡した。卜さんは現在、常州留置場に拘禁されているという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)