四川省の67歳の法輪功学習者 不当に懲役4年の判決
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 【明慧日本2020年10月31日】四川省儀隴(ぎりょう)県の法輪功学習者・ゴンセイ林さん(67歳男性)は2019年3月、現地の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実施機関)の警官らに連行され、いまだに身柄を拘禁され続けている。今年10月20日、ゴンさんは不法に裁判にかけられ、懲役4年を宣告された。

 2019年3月7日、ゴンさんは儀隴県金城鎮派出所の警官から「身分証を持って派出所へ登録に来るように」という電話連絡を受けた。家族は警察に騙されるのではないかと心配し、行くなと言ったが、ゴンさんは身分証を持って派出所に行ったところを拘束された。 

 警官らはゴンさんのポケットから家の鍵を奪い、ゴンさんを同行させて、家宅捜索を行った。法輪功の関連書籍、パソコン、プリンター、現金8万元(日本円120万8千円)を押収した。

 派出所の警官らは何度もゴンさんに自白を強要し、「他の学習者6~8人の名前を言えば保釈する」と誘惑したが、ゴンさんは拒否した。警官はゴンさんを拘禁し、書類を検察庁に送った。それを知ったゴンさんの家族は北京の弁護士に依頼した。

 弁護士はゴンさんと面会し、事情を理解した後、ゴンさんの息子と共に検察庁へ行って、関連の手続きをした後、案件書類の閲覧を申し込んだ。しかし、検察庁の職員は「ゴンさんの案件の書類は誰かに貸した」という口実で弁護士に閲覧を許さなかった。弁護士は「電子版を撮影させてくれないか」と求めたが、「電子版はない」として拒否されたという。

 弁護士は検察庁の捜査監督部門へ行き、検察庁の職員の違法行為を控訴しようとした。しかし、捜査監督部門の係員は受理しようとせず、弁護士が1時間以上交渉した後、やっと受理に同意した。

 今年10月20日、ゴンさんは不法に裁判にかけられ、懲役4年の実刑判決を言い渡された。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/10/28/414337.html)
 
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