成都市の裁判官が忠告無視 王国華さんに実刑判決
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 【明慧日本2020年11月6日】四川省成都市の新都区裁判所は10月22日、法輪功学習者・王国華さん(54歳男性)に対してオンライン裁判を行い、王さんに対して不当に懲役3年の実刑判決を下した。

 王さんは遂寧市の出身。成都市新都区の自動車教習所の教官であり、新都区に住んでいた。王さんは真・善・忍を信条としてより良い人を目指していたことを理由に、2回にわたって1年間拘禁され、1回の懲役刑を受けた。

 2019年10月23日、教習所で授業中だった王さんは、いきなり駆けつけてきた桂湖派出所の警官らにより連行され、家宅捜索を受けた。ノートパソコン2台、携帯電話2台、プリンター1台、法輪功の関連書籍や資料など多くの個人財産を押収された。教習用の車の売却も強要された。 

 2020年10月22日午後、王さんに対する裁判が新都地方裁判所の第一法廷で行われた。 しかし、王さん自身は法廷にいなかった。理由は、新コロナウイルス感染を防ぐためで、一旦留置場を出たら、また留置場に戻るのに14日間の隔離が必要だという。よって、法廷には裁判官、検察官、書記、弁護士と王さんの家族だけだった。

 法廷で、検察官は警官らが王さん事件を処理してきた経由を説明し、王さんの自宅から押収されたパソコン、プリンター、携帯電話、法輪功の関連書籍や資料を王さんの罪の根拠とした。弁護士は、警官らが王さんの事件を処理していた過程で一連の違法行為を指摘した。検察官は弁護士の指摘を否定できなかった。

 弁護士は、「コンピュータについては、あなたたち(警官ら)は王さんの犯罪の根拠を見つけていないし、プリンターについても、王さんの犯罪の根拠を見つけていない。コンピュータとプリンターは王さんと家族の私有財産であり、犯罪の根拠にはならない」と述べ、「法輪功の書籍や資料を読んだことがありますか?」と 尋ねたところ、検察官は「いいえ」と答えた。弁護士は「法輪功の書籍や資料には何の犯罪の根拠もらいません」と述べた。検察官は「王が受刑者らに共産党が悪く、法輪功が良いと宣伝したからだ、これは違法だ」と述べた。弁護士は「王さんは法輪功を宣伝したわけではなく、紹介しただけです。王さんは軍隊にいた時、健康状態が非常に悪くて、多くの治療法を試したが効果がありませんでした。しかし、法輪功を修煉してから、健康になったのです。憲法には、信仰の自由と言論の自由が規定されています。法輪功の書籍や資料はすべて合法的なものです」と弁護した。

 弁護士が正々堂々とここまで弁護したところ、裁判官や検察官及び書記はみな一斉に弁護士の方に顔を向けた。すると裁判官は「15分間休廷する」と宣告した。午後4時15分、裁判官は法廷に戻り、王さんに不当に懲役3年の実刑判決を宣告した。王さんは後に控訴した。

 開廷前、海外からの多くの法輪功学習者たちが、思いやりと慈悲心を持って、当局の関係者らに真相を説明し、王さんに判決を下さないように勧告した。残念なことに、傅華、張林、羅蔡、李暁峰などの関係者らは忠告を聞かず、頑なに王さんに懲役3年の判決を下した。

 成都新都裁判所は2016年から5年間、9人の法輪功学習者に不当な判決を下した。

 新都区桂湖警察署(旧成西警察署)は2019年11月18日に複数の法輪功学習者を一斉に連行した。そのうち6人は現在も拘禁されている。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/10/26/414249.html)
 
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