【明慧日本2020年11月10日】黒竜江省ハルビン市の中国共産党(以下、中共)の警官は「統一行動」を実施し、9月22日と23日、多くの法輪功学習者(以下、学習者)の身柄を拘束した。今回の連行行動は黒竜江省の政治法律委員会の副書記・カク偉夫が指示し、ネーミングリストに従い、区を跨って行なわれ、さらにノルマもある。情報によると、学習者を1人拘禁すると、賞金がでるという。現在、多くの学習者はハルビン市第四留置場で拘禁されている。
一、現在少なくとも29人を身柄拘束、そのうち27人が学習者、残りの2人はその家族。最も多いのは香坊区に住む学習者
ハルビン市道外区の劉輝さん、張金生さんを不当に拘禁
9月22日午後2時ごろ、林金鵬さんが出張から帰宅した際、コミュニティの道外区支局の警官7、8人に身柄を拘束され、近くの団結街派出所に連行された。警官らは鍵を奪い、林さんの自宅に侵入し、妻の劉輝さん、学習者の張金生さんを不当に連行。
その後、警官らは家宅捜索をし、プリンター2台、パンチ3台、カッター二つ、ノートパソコン3台、USB10個以上、法輪功の関連書籍3セット、2021年のカレンダーなど40箱を押収。道外公安支局は押収リストをみせず、家族にも確認しなかった。今、劉さんは家にあった5000元(約7万5千円)が無くなっていることに気づいた。警官は何の手続きもないまま、劉さんと張さんを派出所に連行。
林さんは迫害に協力せず、穏やかに法輪功の無実を警官に伝え続け、正念で迫害を否定した結果、無罪解放された。
一方、劉さんと張さんは派出所で拘禁された期間、健康検査を受けさせられた後、再び派出所に戻された。9月23日の昼12時、警官は2人をハルビン市第四留置場に移送。
1)、9月23日午後、道外区公安支局の警官は電話で劉さんの家族に「劉さんへの不当な逮捕状が発布された」と伝えた。
2)、9月22日夜17時、香坊区蓮草街の朝市と五十五番バスの終点近くの学習者数人を相次いで身柄拘束。
そのうち、開紅さん(家財は押収された)、孝春栄さん、于微さんは現在、ハルビン市第四留置場で拘禁されている。劉宝財さんは身柄を拘束され、15日間拘束された。同時に1人の女性学習者も連行されたが、解放された。
9月22日午後3時すぎ、香坊区の陳慧静さんは金色城邦コミュニティの自宅から出た途端、見張っていた星光コミュニティの主任及び香坊支局の警官、香坊区大慶路派出所の警官合わせて5人に身柄を拘束され、家宅捜索をされ法輪功創始者の写真、法輪功の関連書籍などの家財を押収。
同時に、張徳民さんも身柄を拘束され、法輪功創始者の写真、法輪功の関連書籍、現金2万元(約30万円)を押収。
三合園コミュニティの飛さん、波さんも連行されたという情報があるが、詳細は不明
3)、香坊区の宋金玲さん、鄭淑艶さんは身柄を拘束され、家財を押収
9月22日朝8時、宋さんはマンションから降りた時、七政街派出所の3人に身柄を拘束され、身の回り品と法輪功創始者の写真を押収された。その後、車2台が来て、十数人が宋さんの夫を連行した上、宋さんの息子の部屋で現金6万元(約90万円)、プリンター4台、アクセサリーなどの私物を押収。
9月22日朝7時、鄭淑艶さんは七政街派出所に身柄を拘束され、法輪功創始者の写真、ノートパソコン、USBなどの私物を押収。
4)、9月22日午後、香坊区の劉増奎さんは警官に家財を押収された。劉さん本人の情報はない。同時に連絡がつかなくなったのは劉伯濱さんである。
5)、9月22日、香坊区家園新城に住む譚桂玲さんは不当に連行され、家財を押収された。鍵まで奪われ、15日間拘束された。
6)、9月22日、香坊区建北コミュニティの王淑栄さん(70代女性)は警官に法輪功の創始者の写真、関連書籍などの私物を押収された上、派出所に連行された。いわゆる「保証書」を書かせ、後に解放。
7)、9月22日午後、香坊区の王鳳蘭さん(76)は市場から家に戻った時、警官5、6人が自宅の家宅捜索をしていたのを見た。警官らは上からの命令だと言い、何の証明も提示しなかった。法輪功の創始者の写真、関連書籍、新しいカレンダー2冊などの私物を全部押収。さらに、王さんと夫(学習者ではない)を香坊区進郷派出所へ連行し、サインを強いた。
8)、江北区の賈田珍さんは3月2日、コミュニティ内で法輪功の無実が書かれた資料を配布した際、身柄を拘束された。新型コロナウィルスの期間、一時出所。その後、派出所の者は何度も嫌がらせをした。9月22日、賈さんは公安病院へ連行され隔離された。国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)は隔離終了後、検察庁に不当な逮捕状の許可を申請すると言った。
9)、9月22日夜6時、建築派出所及び香坊支局の私服警官7人が、車2台で海富山水文園コミュニティへ行き、そこに住む魏淑傑さんと夫(学習者ではない)を連行。2月25日、魏さんは疫病の期間、人々に疫病から逃れる方法を教える内容を配布した際、通報されて身柄を拘束された。留置場に受け入れを拒否され、一時出所。その後、派出所は数日おきに魏さんが家にいるか、魏さんの夫とテレビ電話をし、魏さんが在宅かどうかを確認している。
10)、9月22日午後3時、亜麻街の武麗君さんと自宅を訪ねてきた年配の学習者を不当に連行し、当日の夜に解放。
11)、9月22日夜8時、双城区の閻金霞さんを南崗区のアルバイト先で、南崗区郵政派出所に連行。
12)、9月22日午後2時ごろ、民生派出所は鄒淑琴さんの家財を押収。鄒さんは行方不明。
13)、9月23日、香坊区幸福派出所は潘雪梅さんを連行し、法輪功の関連書籍などの家財を押収。
14)、9月23日、ハルビン市南崗郵政派出所は管轄エリアに住む単玉蓮さんを派出所まで来るよう騙して拘禁。
二、拘禁されている学習者のほか、9月22日前後、少なくとも8人の学習者に嫌がらせ
15)、9月22日午後、警官らは戸籍調査を口実に、亜麻コミュニティの玉さんに嫌がらせをした。
16)、9月22日夜7時半、道外区靖宇派出所の張副所長及び警官は上司の命令だと言い、高科さんの自宅にきて録画をした。高さんは「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と念じ、三退すれば、災いから身の安全を守ることができる、天安門の焼身自殺は偽りで、江沢民グループの学習者への生体臓器狩り、天が中共を滅ぼすなどのことを伝えた。2人は真面目に聞き終えて帰宅。
17)、9月22日、ハルビン平房区新疆派出所の警官1人は趙穎さんに嫌がらせをし、ドアに貼り付けた対聯を剥がし破った。
18)、9月15日、道里区通江街道事務所紅星コミュニティの書記・張泊濤、主任・関崇志、通紅派出所所長及び警官1人は張維卿さんの自宅に行った。それからの1週間、張と関は毎日張さん宅へ行き、法輪功をやめない限り、毎日嫌がらせをすると脅す。
19)、ハルビン道里区新発鎮のカク振東さんは新発派出所の警官に嫌がらせを受け、「三書」にサインを強いられた。
20)、9月15日、ハルビン市平房区平新鎮派出所と村の書記は屈桂栄さん、関麗萍さんに嫌がらせをした。
21)、9月29日の昼、尚志コミュニティとスターリン派出所は地元にある学習者の職場に行き、当学習者を連行すると言いふらし、さらに電話の中で協力しないと、職場に迫害を強要すると脅迫。
尚志コミュニティとスターリン派出所は長い間、学習者への迫害に積極的に加担した結果、多くの学習者は放浪生活を余儀なくされ、コミュニティの主任・周はよく人に指図し、学習者の行動を監視させた。
22)、道里区経緯派出所、経緯街道事務局、北安コミュニティは何度も劉秀麗さんに嫌がらせをした。10月1日の2日前、劉さんの息子にも嫌がらせをした。