【明慧日本2020年11月12日】(遼寧省=明慧記者)遼寧省朝陽市の法輪功学習者・董淑賢さん(72)は7月14日、自宅にいたところ、朝陽市雙塔裁判所の耿紅岩ら3人に突然部屋に侵入され、懲役7年の実刑判決に処する判決書を突きつけられた。
判決を科される情報をまったく知らなかった董さんは、困惑した様子で「私が何をしたのですか? 家にいて何も知らないのに懲役7年の実刑判決ですか? 私は何の法律を犯したのですか? 公文書を見せて下さい」と言った。
耿紅岩は質問に答えられなかったが、前進支局の警官は「上からの命令だ」と言い、董さんを自宅から無理やり連れ去り、身体検査をして刑務所に送ろうとした。朝陽市の病院で検査したところ、董さんの血圧が非常に高いことが判明したため、入所拒否となった。警官らは納得がいかず、夕方にもう一度検査したが、また不合格の結果が出たため、夜遅くまで手を尽くしたが、董さんを帰宅させた。
8月20日、警官らはまた董さんの自宅へ行き、董さんを刑務所に送ろうとした。今度は専門家を同行させ、最新の機器で董さんの身体を検査したが、前回と同じ不合格だった。
董さんは法輪功を学んでいるという理由で、かつて洗脳班に拘禁され、労働教養を科されたことがある。2015年5月、当局が「告訴があれば必ず受理し、立案しなければならない」と公表した後、董さんは国民としての権利を守るため、自分が受けた冤罪を法律に基づいて訴えた。しかし、期待を打ち破られ、当局に報復された。
2015年11月9日、董さんは前進支局の警官らにより連行され、家宅捜索を受け、現金2万3000元(約37万円)、法輪功の書籍などの財物を押収された。その後、雙塔裁判所は董さんに懲役2年、執行猶予3年を言い渡した。今回の判決も、江沢民を告訴したことが原因だと言われている。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)