成都市の30代の法輪功学習者・鐘華さん、冉文芳さんに不当判決
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 【明慧日本2020年11月14日】青年の法輪功学習者・鐘華さん、冉(ぜん)文芳さんは7月、成都市の金牛区裁判所に不当判決を下された。鐘華さんは懲役2年6カ月の実刑判決、罰金1万元(約16万円)、冉さんは懲役2年の実刑判決、罰金6千元(約9万5千円)を宣告された。2人は控訴したが、10月16日、成都市中級裁判所は判決を維持するとした。

 鐘さん、冉さんは30代である。鐘さんは不当に連行される前は、民間企業の外国語の翻訳者として勤めていた。冉さんはある研修機関のピアノ教師であり、それに母子家庭で、幼い子供の面倒を見ていた。

 2019年5月26日、鐘さん、冉さんは街で法輪功迫害の実態を人々に伝えていた。話を聞いたある人が、2人が立ち去った後に110番通報した。驷马橋派出所は監視モニターを通じて、2人を家に帰る途中で連行した。

 その後、鐘さん、冉さんは成都市の郫県留置場に拘禁された。この突然の事は、2人の家庭、親に大きなダメージを与えた。

 2019年7月1日、金牛区検察庁は鐘さん、冉さんの拘禁を許可し、2020年3月、成都金牛区裁判所は2人を起訴した。金牛区検察庁の検事は廖殿雄、金牛区裁判所の裁判官は張元である。

 2020年7月6日、成都金牛区裁判所は開廷した。オンライン裁判を行い、1年余り拘禁された鐘さん、冉さんは自分の信仰には罪がないことや法輪功の迫害は法的根拠が全くないことを主張した。また自分たちがしたことは人々や国にも良いことだと語った。

 最後に、裁判官の張元は事実を無視し、鐘さんに懲役2年半、罰金1万円、冉さんに懲役2年、罰金6千元の判決を下した。2人は判決を不服として成都市中級裁判所に控訴した。

 しかし、2020年10月16日、成都中級裁判所は2人の判決を維持するとした。裁判長は苟峰であり、裁判官は邓学財、伍分玉である。

 鐘さん、冉さんは法輪功を修煉し、真・善・忍を基づいて良い人になることを目指していた。法輪功はの佛家の高いレベルの修煉法であり、真・善・忍は普遍的な価値である。成都市金牛区検察庁、裁判所、中級裁判所による法輪功学習者への迫害は、「憲法」に違反しているだけではなく、天理にも反している。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/11/7/414740.html)
 
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