【明慧日本2020年11月14日】雲南省昆明市の法輪功学習者・高琼仙さん(81歳女性)、王瑾さん(58歳女性)は10月27日、自宅で警官に連行された。高さんはすでに釈放されたが、王さんは昆明市第一留置場に不当に連行されている。
一、王瑾さんは不当に昆明市第一拘留所に拘禁された
王さんは10月27日の昼ごろ、安寧市の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官が突然王さんの家に押し入り、王さんを連行した。警官は野蛮に家宅捜索をし、パソコン、プリンター及び大量の法輪功の書籍、資料などの私物を押収した。王さんが数日前、安寧市で法輪功迫害に関する資料を配布をしたためだという。警官は家族まで威嚇し脅した。その後、彼らは王さんを昆明市第一留置場まで不当に連行した。
ニ、高琼仙さんが派出所に連行された
10月27日11時頃、昆明市金家和派出所の1人の警官が(かつて高さんを連行した警官)、81歳の高さんの家へ行き、高さんが家にいることを確認してから去っていった。すると警官は同署の警官に連絡し、2人の警官が再び高さんの家に押し入った。警官は高さんが数日前に安寧市で法輪功のチラシを配ったとして、派出所まで来るよう要求した。高さんは派出所に行くことを拒否し、「言いたいことがあるなら、ここで言って下さい」と言った。その後、1人の警官が無理やり高さんの手をねじり、強硬してパトカーに引きずり込んだ。
派出所に着くと、高さんは再び警官から乱暴な取り調べを受けた。高さんは警官に「私はもう年寄りですから、人はお互いに尊重することを学ぶべきです」と穏やかに言った。すると警官は乱暴な態度を控え「いつから法輪功を始めたのか。本はどこから持って来たのか。どこで、どうやって資料を配ったのか」などと聞いた。高さんは「私は法輪功を修煉する前はいくつもの病気を患い、身体が悪いので法輪功を始めました。煉功してしばらくすると全ての病気が消えてしまい、健康な体に戻りました。『轉法輪』は新華書店で買いました。法輪功を迫害される前までは、どこでも買えたのです。法輪功は佛家の修煉法であり、真・善・忍に基づいて良い人になるよう求めています。こんなに良い功法が迫害されているので、人々に真相を伝えないといけません。どこに行っても、真相を聞きたい人がいれば、私は真相を伝え、資料を欲しい人がいれば資料をあげるのです。私は人を救っており、良いことをしており、違法なことはありません」と答えた。警官は供述を取った後、高さんにサインを求めた。高さんは「あなたが悪いことをしないようにするため、罪を犯さないようにするためにも、このサインをすることはできません」と言った。警官は「サインしなくてもいい」と言った。供述を取り終わった警官は高さんを家まで送りたいと言うと、高さんは「ありがとうございます、バスで帰ります」と言った。
高さんは今年3月23日、家に押し入ってきた昆明市西山区国保の警官と同市金家和派出所の6人の警官に連行された。高さんは81歳で高齢のため、留置場は高さんの受け入れを拒否した。警官は25日夕方まで高さんを派出所に拘束した。家族は保証金として1,000元(約16,000円)を要求され、支払った後に高さんは釈放された。