湖南省長沙市の法輪功学習者、十数人が連行される
■ 印刷版
 

 【明慧日本2020年11月14日】湖南省長沙市の法輪功学習者(以下、学習者)十数人が10月27日、当局の警官によって連行され、拘禁された。曹志方さん、楊芳さん夫婦は当日の夜、警官に家宅捜索された。その後、曹志方さんは長沙市第二留置場に送られ、楊さんは長沙市第四留置場に入れられた。学習者・喩琿さんと文静さんも第四留置場に送り込まれた。

 その他の学習者・陳陽さんと曹志敏さんの案件の担当者は望麓園派出所の所長で、喩さんの案件の担当者は天心区青園派出所の所長で、文さんの案件の担当者は福区公安分局新河派出所の王隊長である。

 10月27日夜、9人の学習者が長沙市鉄道職員社宅に住んでいる李志剛さんの家で法輪功の書籍を読んでいた。午後10時半ごろ、学習者たちが帰宅しようとして、李さんの家を出たところ、外で待ち伏せをしていた警官20数人が一気に押し入ってきた。1人を除いては、皆私服だった。その場で志敏さんは警官らに身分証明を提示するようにと要求した。警官らは瀏陽公安局のものだと名乗った。志敏さん、陳さん夫婦は「法輪大法は素晴らしい」と叫んだため、警官に殴られて倒され、両腕を背中に向けて手錠をかけられた。

 それから、志方さん、楊さん、喩さん、龍琅瓊さん、文さん、志敏さん、陳さんの7人は警官に連行された。李志剛さんは客間のソファーに手錠で繋がれ、李さんの母親も他の部屋で手錠をかけられ動けなくなった。そして、警官らは李さんの家を家宅捜索し、パソコン、USB、法輪功書籍など大量の私物と現金を押収した。警官は李さんと李さんの母親を連行しようとしたが、李さんの妹(法輪功を学んでいない)が外から入ってきて、「どこへ連れて行くのですか?」と聞いた。警官は「まず芙蓉区公安局に連れて行く。その後のことは分からない」と言った。李さんの高齢の母は、必死に抵抗したため連行されなかった。

 李さんの甥・俊俊さんも連行された。その日の夜、警官は俊俊さんの両親が不在のとき、俊俊さんの家に行った。俊俊さんはパソコンでネットの封鎖(中国当局がインターネット検閲)を突破したと警官に言ったが、警官に手錠をかけられ連行された。翌日、警官は俊俊さんの両親に俊俊さんの住居を監視をする、サインに来るようと通知した。しかし、俊俊さんの父親がサインした後、俊俊さんは解放されず、瀏陽市留置場に送られた。

 10月27日午後10時過ぎ、学習者・龔祥輝さん、陸叢英さん夫婦は実家から家に戻った途端、十数人の警官に家を侵入されて家宅捜索された。その後、夫婦は連行され、龔さんは長沙第四留置場、陸さんは長沙第一留置場に入れられた。

 同日、学習者・章芙蓉さん、粟東輝さんは警官に家宅捜索された後、長沙第四留置場に拘禁され、学習者・張霊革さんは瀏陽市留置場に送られた。学習者・袁静さんは家宅捜索されて連行された。学習者・劉艶平さんは家の大量の私物を押収された後、長沙第四留置場に拘禁された。86歳の李中華さんは家宅捜索されたが、連行は免れた。

 10月28日、長沙市の学習者・朱翠華さんは家宅捜索されて連行され、長沙第四留置場に送り込まれた。

 今回の一斉連行は湖南省と長沙市の国家安全局、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)、公安局が1年前から計画していたもので、学習者に対して秘密裏に調べたり、監視したりして、公安部に報告して立案し、具体的な拘束者リストを作ったという。

 当局が21年間にわたって、学習者に対して残酷な迫害を行ってきた。殴られても殴り返さず、罵られても返さないという原則を守る学習者は、平和で理性的な方法で人々に法輪功が迫害されている事実を伝え、良知を呼び戻し、中共の道連れにならないように中共を脱退するよう呼びかけた。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/11/8/414777.html)
 
関連文章