【明慧日本2020年11月18日】河北省濰県の法輪功学習者・劉建民さんは、法輪功が受けている迫害の実態を人々に伝えるために、外で「法輪大法は素晴らしい」というスローガンを書いたとして、6月29日、珠海市闘門区裁判所により懲役3年の実刑判決を言い渡された。 劉さんはこの判決を不服としてすでに控訴したが、身柄を闘門区第二留置所に拘禁されている。
2019年11月1日、劉さんは珠海闘門区の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官らに連行され、現地の派出所に身柄を拘束され、その後不当に拘禁され、起訴された。 劉さんが連行されたのは、「外でスローガンを書いた」との通報があったからだたという。
今年の初め、裁判所は劉さんに弁護士を提供した。 劉さんは弁護士と接触した後、その弁護士は裁判所に従い、有罪の弁護をすることが分かった。よって、 劉さんの家族は別の弁護士を雇った。
2020年6月29日、闘門区裁判所は劉さんに対して裁判を行い、弁護士は劉さんの無罪を弁護した。証人も出廷した。
裁判長は証人に質問し「劉建民が外で『法輪大法は素晴らしい』というスローガンを書いていたのを見たことがありますか?」と証人に尋ねると、証人は「はい。何度か見ました」と答えた。 裁判官は「どのように見たのか」と尋ねた。証人は「携帯電話の現在位置を特定できる機能で見ました」と答えた。裁判長は「他に何か言うことがあるか」と証人に尋ねたが、「もう何も言うことはありません」と証人は答えた。
(訳者注:現在位置を特定できる機能では目撃の証拠にはならないため)劉さんの弁護士は、証人に「あなたは罪を犯しています」 と指摘し、「劉さんをすぐに釈放するべきです」と裁判官に求めた。
その後、家族は「劉さんに懲役3年の実刑判決」の通知を受けた。現在、劉さんは控訴している。
劉さんは現在もなお、珠海市闘門区第二留置場で拘禁されている。