【明慧日本2020年11月22日】(雲南省=明慧記者)昆明市で11月18日と19日の午後、五華区裁判所が邱安さん、王美玲さん、肖玉霞さん、李瑞華さんと林海英さん(親子)に対して裁判を行い、西山区裁判所は鄺徳英さん、白海英さんに対して裁判を行った。計7人の法輪功学習者(以下、学習者)が不当な裁判にかけられた。裁判所は、1人の学習者につき2人の家族しか傍聴を認めず、傍聴前に中共ウイルス(武漢肺炎)の核酸検査(PCR検査)を必要とした。
7人の学習者が連行された状況は、次の通りである。
一、林海英さん(54)と母親の李瑞華さん(78)は2019年5月13日、五華区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官らにより連行され、家宅捜索を受けた。林さんは昆明市留置場に拘禁されてから、すでに1年6カ月が経過した。期間中、2回オンライン裁判を受けたことがあり、今回の裁判は3回目である。
李さんと娘の林さんは2009年4月に、法輪功迫害の実態を人々に伝えたため、連行されたことがある。林さんは労働教養2年間を強いられ、李さんは不当に拘禁された。
二、雲南省昭通巧家県の学習者・鄺徳英さん(50代)は、 2019年10月1日前後、昆明市白魚口に住む学習者の友人を訪問した際、その友人を連行しようとして来た西山区国保の警官らに遭遇した。友人は自宅に不在だったが、鄺さんは連行され、昆明市留置場で1年以上拘禁された。この間、昆明市西山区裁判所は鄺さんに対してオンライン裁判を行い、証拠不十分のために休廷した。今回の裁判は2回目の裁判となった。鄺さんは今まで何度も連行され、労働教養を2回強いられ、実刑判決を受け、計9年以上、不当に拘禁されていた。
2000年2月、鄺さんは連行され、1カ月以上拘禁された。
2000年7月、鄺さんは北京へ陳情に行く途中で連行され、地元に連れ戻され、当時妊娠中のため入所を拒否された。
2002年1月6日、鄺さんは法輪功の資料を配布したため、連行され家宅捜索を受け、労働教養2年を強いられた。
2004年11月、鄺さんは昭通巧家県で法輪功の資料を配布した時、不審者に通報され、警官らに連行されて巧家留置場に拘禁された。2005年5月、また労働教養3年を科され、昆明市強制戒毒所に送られた。
2008年7月16日夜11時頃、鄺さんは昆明市江岸区で再び連行され、巧家小沙坝拘置所に収容された。2008年12月には、巧家県裁判所より秘密裏に懲役4年の実刑判決を言い渡された。
三、昆明市官渡区五里村に在住の肖玉霞さん(58)は、2019年9月6日午前10時頃、突然侵入してきた五里多派出所と官渡区公安支局国保の警官7、8人に連行され、法輪功創始者の写真や法輪功の書籍を押収された。同日午後、肖さんの夫・湯文祥さんも警官により連行されたが、体調不良で保釈された。肖さんは以前にも何度も迫害を受けたことがある。
2000年4月4日、肖さんは雲南省政府へ陳情に行ったが、15日間拘束された。
2000年7月23日、肖さんは北京へ陳情に行った際、北京で連行され、昆明に連れ戻され、3年間の労働教養を科された。
2012年2月7日、肖さんは雲南省陸良県で他の学習者と一緒に旧正月を祝った時、連行され懲役5年の実刑判決を宣告された。
四、王美玲さん(66)は2019年6月、官渡牛街荘片区で学生たちに法輪功迫害の実態を伝えたところ、1人の学生に通報され、官渡区国保の警官らに連行され、家宅捜索を受けた。現在、王さんは昆明市留置場に拘禁されている。以下は王さんが迫害された状況である。
2000年1月30日、王さんは娘と一緒に北京へ陳情に行ったが、雲南省に連れ戻され、56日間拘禁された。
2001年2月7日、王さんは610弁公室の関係者に追われ、やむを得ず家を離れ放浪生活をした。
2002年7月16日、王さんは昆明順城通りで迫害されている事実を人々に伝えた時、昆明市五華公安支局の警官に連行され、3年間の労働教養を強いられた。
2011年3月10日午前、王さんは楚雄市西山公園で再度連行され、楚雄州裁判所に懲役3年の実刑判決を言い渡された。
五、邱安さん(48)は昆明市の自営業者。5月11日、自分の店にいたところを小板橋派出所の警官に連行され、官渡区の留置場に不当に拘禁された。
邱さんは2018年12月11日午後、自分が経営する店で中国共産党のインターネット封鎖を突破するソフトや法輪功を紹介するパンフレットをお客に無料で渡した時、ある客に通報されたため、小板橋派出所の警官らに連行され、家宅捜索を受けた。板橋派出所で警官らにひどく殴打され、唐辛子水をかけられた。そこで、留置場に入る前の身体検査で、「骨盤と肋骨の骨折」と診断された。留置場は受け入れを拒否した。
六、白海英さんは2019年9月24日午後2時頃、勤務先で仕事をしていたところ、昆明市盤龍区小エン派出所の警官に連行された後、家宅捜索を受けた。
2019年9月26日午後、白海英さんは昆明市留置場に拘禁され、現在すでに1年以上が経っている。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)