【明慧日本2020年11月24日】遼寧省瀋陽市の法輪功学習者・董梅さん(50歳女性)は2019年12月4日、警官によって連行され、瀋陽市留置場に拘禁された。2020年10月28日、同市瀋河区裁判所は董さんに対して不当に開廷した。そして、11月9日に董さんは懲役2年の判決を受けたと通知された。現在、董さんは控訴中である。
董さんは瀋陽翰皇ホテルの元経理担当。1996年、董さんは法輪功を学び始め、真・善・忍に従って自分を要求した。しばらくして、二十数年にわたって苦しめられた皮膚病が完治した。しかし、1999年7.20、中国共産党当局は法輪功への残酷な弾圧を開始した。董さんは法輪功を学び続けたとして、洗脳班に入れられたり、労働教養処分を科されたりする等の迫害を加えられた。
龍山教養所の1回目の拘禁で受けた迫害事実
1999年10月、当時29歳の董さんは北京へ行き、法輪功への弾圧を停止するよう陳情したが、連行された。そして、10月22日、瀋陽市に送還され、第五留置場に拘禁され、11月14日に瀋陽市龍山教養所に移送された。
教養所で強制「転向」させる学習班で、董さんはほかの学習者と一緒に法輪功の功法を練習したため、しゃがむ姿勢を強いられたり、足を揃えて両腕を上にあげ、壁に沿って立たせる罰を科された。少し姿勢を崩すと、警官にスタンガンで電気ショックを与えられた。
拷問の再現:スタンガンで電気ショックを加えられる |
ある日、事務室に呼ばれた董さんは、両腕で頭を抱え、しゃがむ姿勢を強いられたが、警官に蹴られて倒され、手と頭にスタンガンで電気ショックを加えられた。それで董さんは全身の震えが止まらなかった。
龍山教養所の2回目の拘禁で受けた迫害事実
2001年7月7日、董さんは東北大学で法輪功の資料を配っていたとき、瀋陽市和平区公安分局南湖派出所の警官に連行され、労働教養処分2年を科された。満期になったが、さらに3カ月延長された。ある日、警官に顔が変形するまで殴打された。
教養所で董さんは法輪功の修煉を放棄しないため、地面に押し付けられ、髪の毛を掴まれて頭を地面にぶつけられた。ある日、董さんは両腕を引っ張られ、地面を引きずられ、足に傷を負い、足首の骨が露出してしまった。
拷問のイメージ図:引きずられる |
董さんは小さい椅子に長時間、座らされる迫害を受けた。食事とトイレ以外、ずっと座らされていたため、臀部の皮膚が破れてしまった。
拷問のイメージ図:長時間小さい椅子に座らせる(動くことが許されない) |
2003年10月7日、延長された労働教養期間を満了した董さんは家に帰ることを許されず、そのまま瀋陽市張士教養所にある洗脳班に移送された。2003年12月15日、やっと帰宅できたという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)