河北省の趙美華さんに懲役3年の実刑判決
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 【明慧日本2020年11月26日】河北省邯鄲市の法輪功学習者・趙美華さんは2019年12月4日、同市復興区と鉄路大院派出所の警官によって連行され、第三留置場に拘禁された。2020年8月26日午後、邯鄲市磁県裁判所は趙さんに対して、オンラインで不当に開廷した。先日、趙さんは懲役3年の実刑を下されたとわかった。

 趙さんは法輪功を学んで真・善・忍の基準で自分を要求してきた。しかし、法輪功を学び続けているとの理由で、中国共産党当局が法輪功迫害を開始してから21年、繰り返し迫害を受けてきた。趙さんは何回連行されたのか、何回殴打され罵られたのか、数えられないほどひどい目に遭った。

 2019年12月4日夜9時、復興区刑事警官と復興区公安分局鉄路大院派出所の警官は趙さんの自宅に押し入り、趙さんを連行し、家宅捜索をした。趙さんを通報した人がいたからだという。警官は同時に、趙さんの息子とそのときに趙さんの家を訪ねていた親戚1人、友人1人の3人も連行した。その後、趙さん以外の3人は帰宅したが、趙さんは第三留置場に入れられた。

 それから、趙さんの家族は趙さんのために弁護士を雇った。拘禁されている趙さんは警官の言うことに従わなかったため 、磁県検察庁に不当に拘禁され、起訴された。

 2020年8月26日午後、邯鄲市磁県裁判所は趙さんにオンラインで裁判を行った。しかし、裁判所はオンライン裁判というものの、開廷の際、留置場にいる趙さんはテレビ画面も見れず、裁判官の姿も見れず、ただ電話でいくつかの質問をされて回答しただけだった。

 先日、趙さんの家族は趙さんが3年の実刑を下されたと知った。

 以下、趙さんは法輪功を学んでいるとの理由で、迫害を受けた事実の一部である。

 2000年10月1日、趙さんは北京に行き、法輪功の冤罪を訴えたが、彭家寨派出所と孟千村委員会の者に邯鄲市第二留置場に送り込まれた。1カ月間拘禁された趙さんは5,000元(約80,000円)を強請り取られて、労働教養処分を下され、石家庄にある省女子労働教養所に収容された。

 教養所で2001年1月9~16日(旧暦)、趙さんは第四大隊の保管室に監禁され、朝から晩まで手錠をかけられ、窓に繋がれていた。

 ある大雪の日、趙さんは部屋の窓を全開にされ、手錠をかけられベッドに繋がれ、連続7日間そのまま置かれていた。

 趙さんは繰り返し独房に入れられ、両手と両足が縄で縛られ、宙釣りにされた。残酷な迫害によって、意識がはっきりせず、全身に力が入らず、自立生活ができなくなり、精神異常になってしまった。そして、2002年4月5日、治療のため帰された。

 2002年秋、趙さんは再度、彭家寨派出所の警官に車の教習所にある洗脳班に送り込まれ、1カ月間強制洗脳を受けた。

 2010年6月13日、趙さんは法輪功の資料を配った際、永年県姚寨派出所の警官に連行され、同県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)に監禁された。警官・王坤は趙さんを地面に押し付け、殴打しながら侮辱し、「明慧ネットに法輪功の人が酷い刑を受けたと書いただろう、俺はそれらの刑を全部使ったことがある、俺を訴えてみろ」と叫んだ。

 夕方、趙さんは永年県留置場に送られた。留置場で趙さんは9日間断食して拘禁に抗議し、無条件に解放を求めた。しかし、趙さんは両足に足枷を1週間つけられた。

 2010年7月2日、警官は趙さんの家族に通知せず、労働教養処分2年を受けた趙さんを河北省女子労働教養所に送った。教養所で趙さんは強制的に服を脱がされて囚人服に着替えさせられ、髪の毛を切られ、地面の上で寝かせられ、手錠を嵌められた。

 2011年、監視役で100キロ以上の体重がある王玉珍は趙さんを倒してひどく殴打した。

 現在、趙さんは第三留置場に拘禁されているという。 

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/11/14/415081.html)
 
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