【明慧日本2020年11月29日】(四川省=明慧記者)四川省達州市の大竹県裁判所は11月5日、法輪功学習者(以下、学習者)の王海乾さん、唐之開さん、鄧明志さん、何大翠さん、呂正敏さん、鄭東芬さんの6人に不当に裁判を行った。6人はすでに1年3カ月拘禁されていた。法廷は当日、判決を下さなかった。
法廷は、大竹県松林留置場のなかで簡易的に設置され、大竹県裁判所から5キロ離れている。6人は厚い服を着せられ、マスクをつけられ、両目だけが見えていた。
何さんは咳がひどくなり、自力で立てないので、人に助けられながら出廷した。何さんの娘は国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の廖志波に電話をかけ面会を求めたが、拒否された。
親族は1人のみ、傍聴許可証をもらって裁判所でオンラインで見ることが許された。当局は地元の学習者が裁判所の外に出て歩くことを許さず、家族、職場のリーダーや同僚、村の幹部などに学習者を監視させ、学習者の外出を禁止した。
裁判は午前10時に始まり、午後6時に終わった。弁護士3人が学習者のために、無罪弁護を行い、学習者を解放することを要求した。また、学習者が連行された当日、担当の警官は署名していなかったため、法律過程に違反し、違法行為に属することを指摘した。
2019年7月27日、四川省大竹県公安局、達州市「610弁公室」の人員は鍵職人を呼んできて鍵を開けさせて住居に侵入し、学習者26人を連行した。8月28日、重慶に住んでいる大竹県の唐さんを連行した。
その後、王さん、鄧さん、唐さんは大竹県留置場に、何さん、鄭さん、呂さんは達州市留置場に拘禁された。6人の案件は裁判所に移送された。
6人は不当な裁判を受けたが、当日、法廷は判決を宣告しなかった。
(注:法輪功修煉者、学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)