7年6カ月の冤罪受けた70代の朱大珍さん 再び懲役刑
■ 印刷版
 

 【明慧日本2020年12月3日】重慶市の法輪功学習者・朱大珍さん(73歳女性)は4月24日、自宅に押し入ってきた8人の警官により連行され、家宅捜索を受けた。5月20日、裁判待ちで一時解放されたが、最近、朱さんは懲役5年6カ月の判決を言い渡され、罰金1万5千元(約22万円)を科されたという。朱さんは現在、自宅で監視されている。

 朱さんは重慶市開州区に住んでおり、1998年に法輪功の修煉を始め、真・善・忍に従ってより良い人を目指していたが、1999年7.20以降、何度も迫害を受け、連行されたり拘禁されたりし、刑務所に収監された。

  一、重慶市茅家山(モウジャサン)女子労働教養所で4年の迫害を受けた

 2001年5月22日、朱さんは開県公安局の警官ら4人により連行され、留置場に3カ月拘禁された後2年の労働教育を強いられ、重慶市茅家山女子労働教養所に収容された。そこで、朱さんは様々な拷問を受けた。硬いプラスチックの椅子に座らされたり、頭を腕の中に抱えながらしゃがむ動作を繰り返したりすることを強要された。ある日、朱さんは900回しゃがむ動作の繰り返しを強要された。それだけに留まらず、両手を背中に置き、しゃがみながら歩くことを強要された。冬や夏にもかかわらず、朱さんは毎朝、歩く、ランニング、整列など軍人のような訓練を強要されていた。もし合格しなければ、単独で訓練しなければならなかった。(訳者注:訓練の目的は健康のためではなく、体をぼろぼろにする手口の一つ)

 2006年10月22日、朱さんは豊楽鎮で法輪功迫害の実態を伝えていた際に再度連行され、20日間拘禁された後、また2年の労働教養を強いられ、再び茅家山女子働教養所に収容された。ある日、陳という受刑者がいきなり朱さんの背中を掴んで、朱さんを引きずって他の監室に押し込んでから「勝手に他の監室に侵入した!」と朱さんを誹謗中傷した。わけも分からず朱さんは、トイレに引きずられていって壁にぶつけられた。

中共酷刑示意图:殴打、撞头
中国共産党による拷問のイメージ図:体を壁にぶつけられる

 二、洗脳班、派出所で受けた迫害

 2011年8月25日深夜、開県公安局漢豊派出所長が警官一団を率いて朱さん家に押し入り、朱さんを再度連行して洗脳班に送り込んだ。そこで毎日24時間2人に監視されたり説教されたりした。

 2013年5月1日、朱さんは開県九龍山で真相を伝えたり、資料を配布したりしていた際、中国当局の虚言を信じ込んだ人に通報され、現地派出所に連行された。尋問時、警官は1kWhの電球を近距離で朱さんの目に照射したり、焼いたりした。その後、朱さんは留置場に送り込まれた。

 三、懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡された

 2013年10月16日、朱さんは開県裁判所により懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡され、重慶市走馬鎮女子刑務所に収監された。1監獄区訓練隊で、朱さんは毎日24時間悲惨な迫害を受け、半年にわたって歯磨きや洗顔、睡眠を剥奪された。硬いプラスチック製の椅子に長時間座ることを強要されたため、臀部は潰れて炎症が起き、毎日膿や血が出ていた。また、大便が非常に乾いており、連続20日以上トイレに行くことを許されなかった。

 四、再び懲役5年6カ月の実刑判決を受けた

 2020年4月24日、朱さんは家に押し入ってきた警官らにより連行され、家宅捜索を受け、開州留置場に収容された。5月20日に裁判待ちのため一時解放されたが、7月17日に裁判が行われ、7月23日に6カ月の自宅での監視となった。10月、再度裁判が行われて5年6カ月の実刑判決を言い渡され、罰金1万5千元を科された。現在、朱さんは自宅での監視中である。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/11/23/415469.html)
 
関連文章