山東省泰安市の複数の学習者が身柄拘禁 家財押収
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 【明慧日本2020年12月5日】山東省泰安市泰山区の政法委員会(治安・司法などを統括する機関)610弁公室は最近、多くの法輪功学習者(以下、学習者)の身柄を拘束し、家財を押収した。

 2020年11月24日午前、謝清玲さん(64歳女性、泰安市化学肥料工場の定年退職者)、高方強さん(40代男性、自営業)、裴鳳芹さん(63歳女性、自営業)、張麗霞さん(56歳時女性、定年退職者)、賈元桂さん(64歳女性、定年退職者)は良荘鎮へ法輪功の文言が書かれたカレンダーを配布し、帰る途中、パトカー1台と黒い車3台に止められ、岱岳区ウン口派出所に連行された。

 その後、上記の学習者たちは大きな車に乗せられ、6人の警官らに泰安市に連行された。裴鳳芹さんと張麗霞さんは三里派出所に拘禁され、高方強さんは南関派出所に拘禁された。

 午後5時ごろ、泰山区公安支局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)および南関等派出所の警官らは謝清玲さんの家のドアをこじ開け、侵入した。謝さんの夫・李存国さん(61歳、定年退職者)の身柄を拘束したうえ、自宅にある全ての法輪功の関連書籍、パソコン、プリンター、法輪功の資料などの私物を押収した。

 当時、謝さんの自宅に遊びに来ていた学習者・楊慧霞さん(57歳女性、元教師定年退職)も身柄を拘束された。警官らは翌日の夜、楊さんがいない状況下で、楊さんの自宅にある法輪功の関連書籍、パソコン、プリンターなどの私物を押収した。

 午後6時ごろ、高方強さんの妻・米培霞さんは謝さん宅へ夫を探しに行った時、家財を押収している警官らに遭遇し、身柄を拘束された。午後8時ごろ、警官らは米さんを連れて米さん宅にある法輪功の書籍1セットおよび『明慧週刊』数冊を押収した。

 午後10時ごろ、裴さんは自宅にいなかったが、三里派出所の警官は裴さん宅にある法輪功創始者の写真、法輪功の関連書籍、お守り、メディアプレーヤー、携帯電話などの私物を押収した。

 11月25日午前、泰山区国保および派出所の警官ら数十人は、チームに分かれて同時に岱道庵コミュニティに在住の学習者・周敏さん、花園コミュニティに在住の学習者・趙聖文さん、肖愛鳳さんを連行した。

 周敏さん(65歳女性)は定年退職者である。当時数十人の警官らは3台のパトカーと1台のトラックで周さん宅へ来て、ドアをこじ開け、周さん宅へ侵入した。法輪功の関連書籍、パソコン、プリンター、法輪功の文言が書かれたカレンダー、機材などを押収した。

 趙聖文さん(73)は定年退職者である。当時、数十人の警官はドアをこじ開け、趙さんの両腕を後ろに回し、無理やりパトカーに押し込んだ。趙さん宅にある法輪功の関連書籍、カレンダー、対聯(玄関の両脇などに対句を記して貼ったもの)、道具、機材などの私物を押収した。

 肖愛鳳さん(68)は定年退職者である。多くの警官は肖さんの家のドアをこじ開け、肖さん宅に侵入し、身柄を拘束し、法輪功の関連書籍を押収した。

 李存国さんは南関派出所で拘禁され、趙聖文さんは上高派出所で拘禁され、米培霞さんと肖愛鳳さんは迎勝派出所で拘禁されている。

 学習者たちの自宅のドアがこじ開けられた後、警官によって別の新しい鍵に変えられた。警官らは新しい鍵を持っており、随時、学習者たちの自宅に出入りし、家財を押収することができるようになった。

 11月25日午前、謝清玲さん、李存国さん、高方強さん、裴鳳芹さん、張麗霞さん、賈元桂さん、楊慧霞さん、米培霞さんなどの学習者は鳳台のあるホテルへ連れて行かれ、PCR検査を受けた。李さんは手枷をかけられたままであった。午後、一行は漢方病院へ連れて行かれ健康診断を受けた。裴さんは連行されてから断食で迫害に抗議している。そのため、他の場所への移動と車の乗降も椅子に縛られたまま運ばれた。

 謝清玲さん、李存国さん、高方強さん、張麗霞さん、賈元桂さん、楊慧霞さんは泰安市留置場、拘置所に疫病との理由で入所拒否され、新泰市で拘禁されている(具体的な場所は調査が必要)。

 25日夜、米さんと肖さんは家に帰された。26日午前11時、裴さんも家族が迎えに来て家に帰った。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/11/29/415742.html)
 
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