黒竜江省の官延鳳さん 法定で国内安全保衛部門の暴行を暴露
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 【明慧日本2020年12月14日】(明慧記者=黒竜江省報道)黒竜江省鶏西市の虎林県の法輪功学習者(以下、学習者)の官延鳳さんは3カ月間、不当に拘束された後、11月18日に鶏東県の裁判所で開廷された。国内安全保衛部門(法輪功迫害の実効機関。以下、国保)の暴行が法廷で暴露された。

 黒竜江省公安庁が指揮をし、鶏西市と虎林県の公安局や国保、紅旗派出所、曙光派出所などの十数人の警察が7月12日に官延鳳を含め虎林県の10人の法輪功学習者を連行した。

 11月18日午前9時から12時半まで、リモートビデオ通話により官さんに対して3時間の裁判が行われた。法廷上での傍聴は1人しか許されなかった。官さんの娘は第二の弁護人として申し込んだため、傍聴することは許されなかった。官さんの弟の妻も法廷に入ることが許されなかった。

 開廷中、裁判所は厳しく警備されていた。鶏東県の国保からパトカーが二台も出動し、約十数人が裁判所の出入り口で警戒し、裏で情報員も待機して監視していた。60歳前後の猫背の男が、学習者が乗っている車を覗き見し、学習者がいると分かり、すぐに公安の人員に「外の黒い車に法輪功がいる」と報告した。公安の人員は、「彼らは表にいて、私たちは裏にいるので、後でまとめて捕まえる」と答えた。

 開廷時、裁判所は捜査リストの中に、法輪功の物品があるとことを口実に、官さんに罪を着せようとした。官さんは「捜査時に自分はその場にいなかったので、リストに挙げられた物は私の物ではないし、リストにサインもしませんでした」と自己弁護したが、裁判所側は「リストに官の夫のサインがある」と言った。弁護士は「官さんの夫は、大脳の頭蓋切開手術を受けたことがあって、正常な判断力を持っていないため、有効な証拠として扱えない」と主張した。

 官さんは「審問された際に、鶏西市の牛という名前の警官が私を殴打した」と、自白を強要するための違法行為を指摘した。裁判所側は「牛という人はいない」と返事したが、審問時のビデオに、牛が力を入れて二回も暴行している場面が映っていた。弁護士は「ビデオを見て、この状況下で審問して書いた供述調書は拷問にかけて自白を強要させているので、信憑性は全くない」と主張した。

 法廷で、官さんと弁護士は、法輪功は邪教ではない(中共こそ邪教だ)と何回も強調したが、裁判官は法輪功は邪教だと強く言った。官さんは根拠を出してくださいと言い、証拠が出せない彼らはもう少し調査すると言い逃れた。

 官さんの娘は牛という警官が法を犯し、ビデオから母を殴打している証拠を掴んだため、牛という警官を告発する準備をしているという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/11/22/415444.html)
 
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