山東省臨沂市の元講師・毛德君さんが不当裁判うける
■ 印刷版
 

 【明慧日本2020年12月16日】山東省臨沂市の臨ジュツ県裁判所は12月1日午前9時、オンラインでキョ南県の法輪功学習者・毛德君さん(66歳女性)に対して開廷した。裁判官は呉淑芳、検察側は王健である。

 北京の弁護士は毛さんの無罪を弁護した。弁護士はキョ南県の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)、派出所の警官らが毛さんの家財を押収した際、押収リストを出さなかったこと、人家への不法侵入と違法捜索は憲法に違反し、いずれも違法・犯罪行為であると指摘した。また、人には信仰の自由があり、毛さんが法輪功を学ぶことも合法であると主張した。

 毛さん自身も法廷で、法輪功を学んで自ら恩恵を受けたことを述べた。毛さんは以前、婦人科の病気で20年近く苦しんだ。最終的に、子宮を摘出しても痛みが緩和されず、身体は極めて衰弱していた。仕事中に倒れたことさえあったという。知り合いから法輪功が健康改善に良いと聞いた毛さんは法輪功を学び始めた。すると身体はすぐに健康を取り戻した。そのため、法輪功が20年以上弾圧されても、毛さんは法輪功を学び続けている。法輪功のおかげで毛さんは健康な身体になり、心も優しくなり、他人や社会にも良いと分かったからである。

 弁護士の根拠のある弁護に対し、裁判官と検察側は何も反論できず、ずっと黙っていた。

 呉淑芳はさらに毛さんが法輪功を学んで恩恵を受けたことを述べることを阻止し、毛さんに今後も法輪功を学ぶのかと問い詰めた。

 情報筋によると、呉淑芳はキョ南県政法(治安・司法などを統括する機関)委員会、610弁公室からプレッシャーを受けている。また、弁護士の毛さんへの無罪弁護を受け入れず、海外の法輪功学習者が電話をかけて真相を伝えることを自分に対する威嚇と理解しているという。2019年、呉淑芳はキョ南県の学習者・李慶花さん(65)に対して開廷した。キョ南県政法委員会、610弁公室は李さんに実刑を宣告しようと企てていたが、呉淑芳は弁護士の意見を聞き、李さんに2千元(約3万円)の罰金を科した。

 毛さん定年退職のした、中学校の元物理講師である。8月11日6時過ぎ、キョ南県公安局国内安全保衛部門、城西と城北派出所は大勢の警官を派遣し、学習者7人およびその親戚も連行した。毛さんの数万元の私物は押収された。キョ南県公安局は案件を県検察庁に起訴した。毛さんは逮捕状を発付され、キョ南県城西派出所で4日間拘束された。8月14日午後、臨沂市留置場に移送された。11月19日、毛さんは県検察庁に県裁判所で起訴された。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/12/9/416209.html)
 
関連文章