河北省の女性障害者に不当判決
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 【明慧日本2020年12月17日】河北省豊寧満族自治県の法輪功学習者・劉瑞蓮さん(59)は7月1日に自宅から連行され、8月27日に開廷された。9月24日の情報によると、劉さんは懲役3年の実刑判決を言い渡されたという。劉さんは控訴したが、原判決維持となり、11月17日に石家荘女子刑務所14区に収監された。

 劉さんは片足に障害があり、ずっと杖を使っている。中国共産党による法輪功弾圧開始から21年間、劉さんは何度も迫害を受けた。2000年に3年間の労働教養を強いられ、満了前に釈放されたが、2002年に再び2年の労働教養を強いられ、2千元の罰金を科された。2007年9月30日夜、劉さんは自宅から連行され、家宅捜索を受け、コピー機、パソコン、テレビなどの家財を押収された。9カ月後、懲役5年の実刑判決が下された。

 2019年7月15日、現地の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の大隊長・張鵬飛が6人の警察官を率いて劉さん宅に駆けつけ、家宅捜索を行い、法輪功の書籍40冊以上及び資料、他の印刷用品(インクなど)などを押収した。立ち去る時に、張は「これで終わったわけじゃないぞ」と言った。

 同年8月28日、張は十数人の警官を率いて再度劉さん宅に押し入り、プリンター、ノートパソコン、ペーパーカッター、ホッチキス、携帯電話2台、法輪功創始者の写真、すべての法輪功の書籍などを押収した。劉さんも連行され、直接承徳留置場に送り込まれたが、身体検査が不合格のため、当日午後8時に裁判待ちのため解放された。

 2日後、張という警官が複数の警官を率いて再度劉さんの家に押し入り、室内を撮影した。「お前をどのように始末するか俺の手段を見せてやる」と劉さんを脅した。劉さんは仕方なく家を出て避難したが、張は劉さんの息子を脅した。

 劉さんが帰宅すると、張は直接劉さんを留置場に送り込んだが、身体検査で不合格となり再度裁判待ちで劉さんは一時解放となった。

 その後、張は劉さんの書類を送検した。2019年11月、2020年6月12日、裁判所は2回にわたって劉さんに対して開廷したが、劉さんは2回とも欠席した。7月1日、劉さんは自宅から連行され、大閣鎮派出所で2日間拘留された後、承徳市留置場に送り込まれた。その後、懲役3年の実刑判決を言い渡された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/12/10/416268.html)
 
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