山東省沂南県の田徳軍さん 再び実刑判決
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 【明慧日本2020年12月17日】山東省沂南県の法輪功学習者・田徳軍さん(57歳男性)は5月、沂南県岸堤鎮610弁公室、派出所の警官に連行された。9月、沂南県裁判所は田さんに懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡した。その後、田さんは山東省男子刑務所に収容された。

 田さんがは信念を堅持したため、2回目の実刑判決を言い渡された。18年前、田さんは法輪功を学んでいるという理由で懲役8年の重刑を受けた。

 田さんは岸堤鎮田家北村に在住の農民である。1996年、田さんの妻が病気で亡くなり、田さんは立ち直れないほど悲しんだ。その後のある日、母親が『轉法輪』という本を持ってきて、田さんにゆっくり読むようにと勧めた。そして、本を開いて、中の写真を見て、田さんは母親に「この先生とはどこかで会ったことがある気がする。必ず本を読んでみる」と言った。それから、本を1回読んだ田さんは、人が生きている意味を知ることができ、深い悲しみの中から抜け出すことができた。

 法輪功を学んでしばらく経って、田さんは心身ともに健康になり、長年患っていた病気が完治した。

 しかし、1999年7.20、中国共産党当局が法輪功迫害を開始し、田さんは地元の重点的な迫害対象となった。地元の警官らは、田さんを脅迫をしたり、騙したり暴力を振るったりしたが、田さんの法輪功に対する信念を揺るがすことはできなかった。

 2002年9月、臨沂市、沂南県、沂水県、蒙陰県の610弁公室の警官らは、一斉に岸堤鎮に集まり、当時の鎮派出所所長・胡発強に「法輪功に関する情報を得た。田徳軍ら法輪功の人を捕まえる。彼らの具体的な情報を提供するように」と指示を下した。

 そして、9月16日朝、田さんは連行され、蒙陰県留置場に拘禁された。610弁公室の警官から拷問を受けた後、田さんは懲役8年の判決を宣告され、山東省男子刑務所に送り込まれた。

 2007年、田さんはやっと刑務所から出られ、帰宅した。しかし、その後、平穏な生活は送れず、地元の警官らにさまざまな理由をつけて家まで来られ、嫌がらせをされた。

 2020年5月28日、岸堤鎮610弁公室、派出所の警官数人が田さんの自宅に不法侵入し、法輪功書籍などの私物を押収し、田さんを派出所に連行した。その2日後、田さんは留置場に入れられた。9月、沂南県裁判所は田さんに判決を下し、山東省男子刑務所に送ったという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/12/12/416385.html)
 
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