山東省シ博市で複数の学習者が連行・拘禁
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 【明慧日本2020年12月18日】山東省シ博市の周村区および王村鎮に在住する多くの法輪功学習者(以下、学習者)が、王村鎮派出所の警官により身柄を拘束された。現在、王村鎮の張峰さん(45歳男性)、李帥さん(57歳男性)、馬曙光さん(78歳前後の男性)、王桂蘭さん4人が周村区留置場で拘禁されているという。

 11月11日午後2時過ぎ、王村鎮の張さんは自宅で休んでいた時、王村鎮派出所の数十人の私服警官に自宅の周りを囲まれ、家に侵入され、法輪功の関連書籍などの私物を押収されたうえ、張さんも身柄を拘束された。張さんは派出所で3日間拘束され、その後、警官に周村区留置場に送られた。警官らはさらに他の学習者3人を連行し、張さんに、この3人を知っているかと確認した。

 同日の午前、王村鎮の李さんはレンガ工場でトラクターの荷台にレンガを積んで取引先に届ける準備をしていた。午前10時から11時ごろ、荷台にレンガを積み終えた時、車が突然走ってきて止まり、中から4、5人の私服警官が降りて、李さんに「おまえが李帥か?」と聞いた。李さんは「はい、何かご用ですか?」と返事しただけで、数人の警官に身柄を拘束された。この時、近くにいた他の労働者たちがかけ寄ってきた。私服警官1人が「おまえらには関係ない」と言った。労働者の1人は「李さんの足に気をつけてください」と心配そうに言った。李さんは数カ月前に足を骨折して治ったばかりだという。李さんは王村鎮派出所に連行され、取り調べを受けた。

 警官・蔡輝は出勤中の李さんの妻を家に呼び戻した。そして、数人の警官が法輪功の関連書籍、法輪功創始者の写真などの私物を押収したうえ、李さんの妻に「夫が法輪功の本を読んだり、煉功しているのを見たか? 馬のことを知っているか」と聞いた。李さんの妻は「お客さんの中に馬さんがたくさんいますが、どの馬さんですか」と答えた。

 同11日、王村鎮の馬さん、王さん、張春玲さん、曹玉玲さんが王村派出所の警官に身柄を拘束され、取り調べを受けた。全員が家財も押収された。11日の夜、全員が一時解放で家に帰された。

 しかし、12月2日、馬さんと王さんは再び王村派出所の警官に身柄を拘束された。現在、2人は周村区留置場で拘禁されている。王さんが当日に解放されたという情報もあるが、確認は取れていない。

 11月15日ごろ、王村鎮西店舗村の学習者・由俊美さんは王村派出所の警官に身柄を拘束され、家財を押収された。由さんは当日夜、家に帰された。

 そのほか、周村区の鮑さん(70代男性)と崔さん(50代女性)も11日に警官に身柄を拘束され、取り調べを受けた。翌日に解放された。

 張さん、李さん、馬さん、王さんの4人は連行された後、周村区公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官らが4人への取り調べを担当した。警官らはさらに4人が知り合いかどうかを聞き、迫害を実行するため証拠を集めていた。4人に「罪」を認めたら、家に帰れると誘導したが、全員が拒否した。

 今回、周村区および王村鎮の多くの学習者が連行されたが、周村区公安局の国保の秘密裏の計画と指揮の下、当部門の警官および王村鎮派出所の警官らが結託して実施した。連行の前には、学習者たちを尾行し、携帯電話も監視したという。

 1999年7.20以降、周村区王村鎮派出所の警官は学習者に対して、連行・拘禁・嫌がらせなどの迫害に積極的に加担してきた。馬さんは長年にわたって、何度も王村鎮派出所の警官に迫害された。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/12/9/416203.html)
 
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