遼寧省営口市の陳永春さん 5年間迫害され別人に
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 【明慧日本2020年12月22日】遼寧省営口市の法輪功学習者・陳永春さん(49)は5年の冤罪を受け、2020年10月18日に解放された。長年にわたって迫害された陳さんは歩くこができず、目ははっきりと見えず、両目が凹んでおり、身体は痩せこけていた。

 陳さんはかつて何種もの病気に罹ったことがあり、気管支炎、便秘、脳への血液供給不足、頚椎症、めまいなど、実際の年齢より遥かに老けて見えた。あちこち治療を求めても効果がなく、家族に心配をかけていた。

 2008年、陳さんは左側の乳腺が痛くなり、顔に黄色のできものができ、乳腺ガンと同じ症状のため心身ともに苦しんでいた。陳さんは当時クリーニング店を経営しており、店の従業員から法輪功を紹介された。陳さんは毎日法を勉強し、煉功し、数日後にはすべての病気が消えたという。無病で身体が軽くなったことを陳さんは実感した。

 2015年に全世界で江沢民告発の活動が行われ、陳さんも躊躇せず、実名で江沢民を告発し、告発状に自分の名前、家の住所、電話番号、身分証明書番号なども書いた。「邪悪は正義に勝てず、善悪には報いがある」と陳さんは堅く信じていた。

 2015年10月19日、国内安全保衛部門の警官らは陳さん宅に押し入り、家宅捜索を行い、プリンター、パソコン、法輪功の書籍などを押収し、陳さんを連行した。

 当日夜、陳さんは留置場に送り込まれ、数カ月後に懲役5年の実刑判決を言い渡され、瀋陽大北刑務所に収監された。そこで、陳さんは自分の体力を遥かに超えた労働を強要され、常に深夜まで働かされた。常に体罰を受け、何度も惨い拷問を受けた挙句、急激に痩せ、精神に異常をきたし、食欲がなくなった。更に何度も命の危険に晒されていた。

 2020年10月18日、陳さんは5年の刑期を終えた。夫は陳さんの帰りをずっと待ち望んでいて、やっと再会できた。しかし、夫が思いもつかなかったのは、陳さんは刑務所の病院から出てきても、歩くこともできず、痩せこけていて、全く別人になっていた。

 陳さんは出所したが、当局は引き続き嫌がらせをしており、陳さんを再び苦しめている。当局からの引き続きの嫌がらせを避けるため、夫は陳さんを病院に送った。

 陳さんは未だ完全に回復しておらず、糖尿病の症状が現れているという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/12/13/416420.html)
 
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