文/中国の大法弟子 清蓮
【明慧日本2020年12月23日】私は1999年から法輪大法を修煉し、常人社会での仕事は建築家です。数年前、卒業したばかりの息子のために職場を提供し、同時に私も割り当て可能な自由時間を持ち、さらにしっかりと三つのことを行いたいと思い、もとの職場を辞めることに決め、自分で建築会社を始めることにしました。
会社は心を修めるよい場所
建築業というこの業界の仕事は、とても大変な作業です。特に第4、第5階層の都市(訳注:貧困層の都市)では、設計に出資してくれる人を探す当事者は、通常契約のプロセスに従わず、さらに特別に相手の時間を圧迫します。契約の意思が決まるとすぐに、完成品の製作を要求し始め、昨日あげた課題で、今日、設計図を見ないと待ちきれない様子でした。地元の建築業界との熾烈な競争と相まって、大小の建築会社は至る所にあるので、顧客が一度催促すれば、辛辣な言葉を返す勇気はなく、この取引が実現しなくなるのではと心配してしまうのです。
本来、私は日和見主義で、工期を前倒しし、コストを節約して契約者を助けるために、いつも予定より早く仕事を完成させていました。しかしこの気まぐれな社会の中で、私のこのような高効率は、まだ契約者の要求を満足させることができず、設計図を催促する状況は今なお頻繁に発生しました。当初は、これは自分の焦る心と利益心を取り除くべきだということに私はまだ気づかず、ただ相手の要求を聞き入れ、ひたすら満足させていました。
しかし、事態は良い方向に向かって好転しなかっただけでなく、激化し、たとえば完成予定図を残業して予定より早く完成した後、契約者は再び繰り返し設計図の手直しをさせ始め、従業員は堂々巡りの残業の中で息が切れました。不満に満ちている従業員を見て、自分がおかしかったことに私はやっと気づき、自分の焦る心と利益心を取り除くべきでした。それから、契約者がどんなに緊急に催促しても、私はいつも一定の順序に従って手続き通りに設計図を描きました。ある時、顧客が脅し「あなたは時間を無駄にして設計図を書いているので、私は他の人を探します」と言いました。私も心を落ち着かせ「嫌なら他の人を探せばいいではないか」と思いました。結局、私が心を落ち着かせた後、契約者はかえってそんなに焦らず、やり直しの状況も二度と起きませんでした。
私が自分の建築会社を興す前に、ある同修がかつて私に「会社を興してはならず、それは利益心が生じ、それが、どれだけ修煉の邪魔になるだろうか」と言いました。しかし私は「修煉者は常人社会の状態に符合して修煉しなければならず、仕事は修煉ではないが、修煉の環境を提供できる。仕事の中で多くの人心を取り除くことができる」と思いました。
自分の会社を興した後、私の利益心が浮き彫りになりました。この時世、滞納金は当たり前になっており、私たちの会社も契約者が期日通りに設計費を支払わない状況に遭ったことがありました。特に政府部門は、いつも滞納しました。このことで私の心に大きな負担が生じ、長い間どのようにして請求すべきなのか方法を考えました。
ある時、契約している政府部門が、休日の2日前に急いで私に請求書を発行させ、建築資金の一部を私に払うと約束しました。滞納者が自ら送金すると言ってきました。この機会を逃してはなりません。このことを聞いて、急いで会計士に連絡しましたが、受け取ったのは「請求書が足りない」という返事でした。翌日、会計士が税務署請求書を取りに行き、結局は担当者が不在で、その日はできませんでした。翌日が祭日の連休であることを考え、お金を取り戻すこのチャンスを逃し、滞納されたお金はいつ入金されるのか分からず、私はとても腹が立ち、会計士に文句を言いました。結局これはまだ終わりではなく、類似の状況がもう一回発生しました。その時になってはじめて「このようなことの出現は、私の利益心を取り除いているのだ」と悟りました。私はたちどころに思い切って、徹底的に放下し「請求書ができないなら結構だ」と思い、もう会計士に文句を言いませんでした。結局その日に会計士が私に「税務署は請求書を発行することができました」と伝えてきました。
会社は真相の広がる場所
会社がスタートしてから、商談に来る多くの顧客に、私はみな面と向かって法輪功の真相を伝えました。ある時は時間に追われていたため、多く伝えるのは間に合わず、顧客が帰る時に、法輪功の資料と真相のお守りを渡し「帰ってからしっかり読んでください」と伝えました。普段は時間がある限り、資料をフォルダに入れ、顧客が図面を受け取りに来た時に便利なようにしておき、バッグと一緒に渡す時に、一緒に相手に三退を勧めました。
春夏秋冬、幾度も春夏が過ぎ去りました。顧客たちが1組来ると、1組三退させました。法輪功のパンフレットが次々と更新され、一年中私の事務机の上に置かれ、縁のある人が家に持って帰るのを待っていました。その間にさらに多くの出来事が発生し、ここでいくつかの例を挙げます。
ある時、私の友人が上司2人を連れて会社を訪問し、当初の意図は私と友人たちの会社間の契約を促進することでした。その過程で、みんなで相談して計画について話し合い、私も気にせず友人たちに真相を伝えました。誰が知りえたでしょうか、友人たちが立ち上がって離れた瞬間、友人の会社の社長がたまたま、書棚の側面に貼ってあったカレンダーを見て、カレンダーの上には「真・善・忍はすばらしい」と書いてありました。社長は驚いて「これは法輪功のものではないのですか!」と言いました。私はそれを見て、人を救う機会が来たと思い、勢いに乗じて友人たちに真相を伝え「そうです、法輪功は素晴らしいです! 法輪功は善に向かうよう人に教え、天安門焼身自殺事件はうそです」と言いました。このようにして、話しながら歩き、友人たちをエレベーターまで送りました。
その後、この友人は私の会社スタッフに「戻って社長にお伝えください、これから設計を彼女にお願いする時は、法輪功がどうのこうのともう言わないでください。前回私たちは本来とてもいい話をしましたが、結局私たちの会社の社長が皆さんのところから出てきて、契約の考えを諦めてしまいました」と言いました。後になって私は知ったのですが、友人の社長は今の会社を引き継ぐ前に、某局の局長の立場を退いていたのでした。中国共産党(以下、中共)の毒素を注ぎ込まれすぎたために、社長は真相を避けたのでした。
その後、この建設プロジェクトはやはり他の会社が着手しました。その時私は正しく気持ちを整え、「私は大法弟子であり、真相を伝えることは私の責任と使命で、仕事を失うことを恐れて、真相を伝えないわけにはいかない。師が法を正すことを手伝い、衆生を救い済度することこそ私がこの世に来た目的だ」と思いました。ここまで考えて、その社長がかわいそうになり、社長は救われる機会を一度失ったのだと思いました。
この方面の試練に何度も遭遇しましたが、私は動揺したことはありませんでした。私は「いつも一部の人は救うことができず、彼らの態度のために、縁のある人に大法の真相を聞かせる機会を失わせることはできない」と思いました。また、真相を聞かないために契約を拒絶するのは一部の人だけで、多くの場合は衆生は真相を理解した後、心から感謝し、福に報われることを喜びました。
ある不動産開発会社のトップは、ここ数年、そのトップを「三退」させ、さらにそのトップに「法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしい」といつも念じるよう伝え、そのトップは私の話を聞いた後に同意し、さらに自分の運転手に「これからは私が毎日車に乗る時、あなたはいつも私に念じるように注意しなければなりません」と言いました。このトップはその後、ビジネス面でどんどん繁栄し、最近の数年はさらに順調に進みました。これはそのトップが真相を理解し、大法を認めた後に得た福報でした。
このトップの下には1人の女性社員がおり、長期にわたって私と業務上の連絡を取り合っていたので、私は連絡を取り合う過程で真相を伝え、三退させました。ある日、その女性社員は突然体に異常を感じ、病院へ検査に行きました。医者は病状を調べた後「悪性の子宮腫瘍です」と言い、さらに「この女性はとても幸運です」と感心しました。一つはこの腫瘍を早めに発見したこと、もう一つは腫瘍自体が破裂して脱落したため、悪性腫瘍はあったものの、手術を一度も受けず、また放射線療法や化学療法も受けず、ただ少し薬を飲んだだけで、回復しました。現在(訳注:2020年11月)まで、この女性は依然として健康です。
三退した後に福報を得た衆生以外に「法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしい」と心を込めて念じてすぐに恩恵を受けた衆生も少なくありませんでした。この間、ある不動産の開発業者が代理人を連れて建設計画の交渉をするため私の事務所にやって来ました。その不動産の開発業者は風邪がひどくて何日も治らず、私と交渉中も、状態が極めて悪く、ソファーに座っているにもかかわらず、ふらふらしており、さらに時々ため息をついていました。その業者はつらくてじっと座っていることがほとんどできない様子を見て、私は「『法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしい』という心からの九文字を心を込めて念じてください」と言いました。その業者はその時は声を出しませんでした。数分が経過した後、その業者の状態はすでに回復し平穏になり、計画の議論に参加することができました。その業者たちが事務所を離れる時、人が変わったようになり、新興集合住宅地の営業所に行ってサンプリングすることについて同行者とやる気充分に討論していました。
翌日、私たちは再び会い、その不動産の開発業者がすでに完全に快復しているのを見て、その不動産の開発業者に「昨日あの時『心からの九文字』を心の中で念じて効果がありましたか?」と聞くと、「はい『心からの九文字』を念じて、本当にうまくいきました!」と言いました。その後、開発業者の同行者も病気になり、開発業者は自ら同行者に「『法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしい』と念じてください、本当に素晴らしく、本当に効果があります!」と勧めていました。
百邪は侵害せず
2015年の下半期、ある同修が私に会って真相シールのプロジェクトのことを相談しました。製造に使う機器が大きすぎて、収納できないため、同修はアドバイスをもらうために、私の職場に置けるかどうかと言い、私はその時に同意し、同修はすぐに機器をきちんと設置しました。それから、私は真相シールをこの地域に提供する仕事を引き受けました。ある時は同修が多く必要とし、ひどく急いでおり、私は連夜プリントし、できる限り同修が人を救う時間を遅らせませんでした。同修が取りに来るのは不便な時は、私が車で送り届けました。
最初は、真相シールの機器の針がいつも詰まり、私は機器のメンテナンス技術を心を尽くして学習しました。私は機器とコミュニケーションをとり「あなたは法を正す時期の生命で、あなたは大法弟子と協力することができ、それはまたあなたの福です。あなたは『法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしい』を覚えて、大法と同化しなければならず、将来あなたは良い時間を過ごせるでしょう」と言いました。機器は本当に私の言うことを良く聞き、それからトラブルは起きず、こつこつと働いてくれました。旧正月の間はいつも、機器の最も忙しい時で、真相カレンダー、真相の「福」の字、真相シール等、継続的にプリントできました。
このような大法の福音が絶えず同修たちの手元に送られ、さらに同修たちを経由して多くの家々に飛ぶように入っていくのを見て、私は心の底から衆生のことを考え、喜びを感じました。明慧ネットの年画(訳注:新年の幸福を願って貼る版画)と真相の「福」の字も年々精緻になりました。同修は私に「衆生はそれを見てみな大切にし、ある衆生はさらに何枚も欲しがり、又、ある衆生は毎年、大法弟子に会い、手にしています。さらに他の人は旧正月になると市場をうろうろしていて、それは大法弟子に会って年画をもらうためです」と言いました。
真相シールを作る以外に、私はさらに同修が配布できるように法輪功のパンフレットをプリントして供給しました。資料を作り始めたころは、いわゆるいくつかの敏感日が来るたびに、同修は「注意を払わなければいけません」と言い、またある同修はさらに私に「中共の部門が消耗材の出所を調査しています」と伝えました。この知らせが私の耳に入り、まだ修めていない私の人心が動揺し始め、地方の同修に消耗材を運び込むのを手伝ってもらうべきかどうかと考えました。私はすぐに「このような考え方は間違っており、これは恐れる心ではないだろうか? 自分が消耗材を運び込まず、危険を同修に押し付けることは、利己的だ」と気づきました。
その後私は「一つの心も動じなければ、すべての動きを制することができるのです」[1]、「幾多の執着の事を静思し 人心を捨て去れば、悪は自ずから敗る」[2]という師父の法を思い出しました。私は「これらはすべて私に対する試練であり、何があっても、常に動じなければ、すべての虚像は自ら消滅するだろう」と悟りました。
私はもう二度と中共のいわゆる「動向」に注意を払わず、これまでどおり行うべきことを行いました。私の事務所には一年中「法輪大法はすばらしい」の文字がプリントされた法輪功の真相が載っている年画(訳注:新年の幸福を願って貼る版画)と真相の「福」の字が貼ってあり、私の事務所に来たすべての人がみな見ることができました。私は「これらの神聖な字は法の威力を帯びており、他の空間で金色の光に包まれており、誰が見てもみな彼らの福であり、彼らの頭の中の悪念を解体する」ことを知っていました。私の家の入り口も大法の対聯を貼り、対聯を貼った時、私は「中共はまったく私の家の範囲には近づけず、さらに門前までも辿り着けない」という一念を加えました。門前に誰か現れれば、その人は縁のある人であり、救われ済度されるために来たのだということを説明しました。過去数年間、地元の警察はいわゆる「ノック行動」を起こし、玄関を開けた状況下でも、警官は階下でチャイムを押し、誰も応答しないのを見て、上がってくることもありませんでした。
2015年の江沢民告訴が過ぎた後も、警官が私の職場にやって来て嫌がらせをし、私は警官たちに真相を伝え終え、警官たちが出て行く時、相手はさらに事実を歪め、私がこんなに大きな会社を開くことができたのは中共のお陰にあやかったからだと言いました。私は「会社がどんなに大きくても、私自身の労働収入であり、中共からは一銭ももらっていません。あなた達がもし何かの設計が必要な時には、私のところに来てください。もし情報を登録したりあるいは大法弟子を迫害するのであれば、これからは来ないでください!」と答えました。それから、警官たちは二度と現れませんでした。さらにある「610弁公室」のメンバ-と某事務所の主任が情報を登録のため会いに来ましたが、私は協力を拒否し、さらに「610弁公室」のメンバ-と某事務所の主任に真相を伝えました。「610弁公室」のメンバ-と某事務所の主任は三退した後、二度と訪問しませんでした。
風雨も霊的な物である
私は最近「相は心から生じ(訳注:外見は心が決める)、心に従って変化し、物質と精神は同一である」ということを悟りました。もし私たちの心に悪念が生まれれば、腐敗した物質が生成され、周囲の環境が悪化します。ですからいつも問題が起きた時、私たちは法を正す起点にたって考えるべきであり、このようにしてはじめて、時々刻々と法の光を浴びることができます。
最近、私たちの職場の近くのホテルが改装中で、いたるところに解体された廃材が山積みになっていました。階下のほこりっぽい光景を見て、私は資料をプリントする部屋に立ち「風よ、ちりよ! あなた達も全て生命であり、あなたたちは『法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしい』を覚えなければならず、大法に同化しなければなりません。この部屋は資料を作るため、衆生を救い済度するために使われるので、あなた達は協力しなければならず、部屋の中を傷をつけてはならず、資料にほこりを被らせてはいけません」と一念を発しました。
翌日、外は突然天気が変わり、強風と大雨が窓を叩き、窓を少し開けていた部屋はすでに雨が降り、窓辺がすべて濡れました。私はそれを見て、慌てて資料をプリントする部屋に入って窓を閉めましたが、驚いたことに、資料室の窓辺には一滴の雨もなく、ただ網戸だけが濡れていました。同じ側の他の部屋にもみな網戸がありましたが、窓辺はみなきれいな状態ではありませんでした。このことで私は法輪大法の奇跡に驚嘆し、さらに大法に同化した万物と衆生に心の底から感謝し、風とちりは本当に協力してくれたのでした。
技術分野の一人の実務家として、一家の年収が数百万の会社の経営者として、私は「自分の体験を通じて人々に伝え、法輪大法の修煉者として、真・善・忍を行動の指針として使用すれば、大法は知恵を開いてくださり、『他人を優先し自分を後にし、どこでも他の人のことを考える』という信念に基づけば、自分の仕事をしっかり行えるだけでなく、他の人よりさらにしっかり行うことができる」と思いました。
偉大なる師父に感謝申し上げます!
注:
[1] 李洪志師父の著作:『精進要旨二』「最後の執着を取り除こう」
[2] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「哀しまないで」
(明慧ネット第17回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)