【明慧日本2020年12月23日】前号に続く
6、寧波市の朱桂花さんは嫌がらせを受けた
11月18日、浙江省寧波市江北区の中馬街道およびコミュニティーの関係者は法輪功学習者(以下、学習者)朱桂花さん宅へ嫌がらせをした。関係者は朱さんの夫・于福才さんにいわゆる「三書」へのサインを求めた。朱さんは法輪功の無実を伝え続け、夫婦とも迫害に協力しなかった。関係者らは「お願いだから、これは任務だ」と言ったが、2人とも断固断った。3時間後、関係者は帰ったが、怒りながら「また来る」と言い残した。
9月末から11月中旬、中河街道およびコミュニティーの関係者は何度も朱さんおよび家族に嫌がらせをした。朱さんはいつも強く断った。街道およびコミュニティーは朱さんの娘を派出所まで呼び出し、「三書」へのサインを強要した。娘は「母の身体は以前、悪かったのです。法輪功を学んでから健康を取り戻しました。もし、私がここでサインをし、母の持病が再発した場合、あなた達は母の面倒を見てくれるのですか? 面倒を見るというサインを先にしてください」と言った。関係者は仕方なく、朱さんの息子に電話をかけ、サインを求めた。息子も電話で「母が法輪功を学ぶことを応援します」と強くサインを断った。手段を尽くした関係者は最後まで何もできなかった。
三、洗脳班で強制迫害
明慧ネットの統計によると、11月、中共は119人の学習者を洗脳班に送り、迫害を加えたという。吉林省、湖南省、山東省、安徽省、河北省、四川省、山西省などは転向しない学習者を洗脳班に送った。そのうち、吉林省吉林市の迫害は最もひどく、吉林市金橋ホテル洗脳班はすでに80人以上の学習者に迫害を加えた。
迫害事例
1、吉林市はすでに80人以上の学習者を連行
明慧ネット11月19日の吉林省の報道によると、吉林市610弁公室は金橋ホテルで3期洗脳班を開き、80人以上の学習者は強制的に洗脳された。
11月17日夜8時半、吉林市の学習者・孫亜珍さん(60)は地元龍潭区土城子派出所の警官、吉林市の特別警官合わせて十数人に身柄を拘束され、吉林市610弁公室が金橋ホテルで開いた洗脳班へ連行された。
孫亜珍さん |
孫さんは2004年から法輪功を学び始め、ひどい心臓病が完治した上、家族も仲睦まじくなった。孫さんはかつて懲役1年、猶予3年の不当な判決を宣告され、迫害から逃れるため、放浪生活を余儀なくされた。
吉林省各地の洗脳班は各市、県の政治法律委員会をはじめ、610弁公室の関係者が加担し、各郷、鎮の治安維持弁公室の警官らは地元の学習者らの身柄を拘束し、洗脳班に送った。洗脳班を開いた610弁公室の関係者は自分たちもやりたくないが、省からの命令に従うしかないと言った。中に拘禁された多くは不当な実刑判決を宣告され、猶予期間中の学習者である。
2、河北省タク州市公安局610弁公室は学習者を洗脳
11月19日、タク州市610弁公室国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行期間。以下、国保)の関係者は地元の法輪功学習者(以下、学習者)の身柄を拘束し、洗脳班に送った。洗脳班はタク州市開発区冠雲路、新華保険斜め向かいの小さな路地の分かりにくい場所にある。村名は東河村で、1万元(約15万円)以上の家賃で2階建ての一軒家を借りた。大家の名前は賈素紅、洗脳班を作るのを口実に、約20万元(300万円)の補助金をもらい、法輪功迫害の基地として改造した。
学習者を洗脳班に連行し、学習者の所属村の委員会、街道関係者、郷、県および家族をも呼び出し、学習者に転向と「三書」のサインを求めた。サインしない学習者は仕事、生活ができない上、家族も普通の生活を送れない。関係者は偽の資料を作り、家族にサインさせ、無理やり学習者の写真を撮り、動画を編集して違う内容を吹き替えた。
情報によると、迫害されている学習者は屈祝国さん、屈さん(名前不詳)、鄧新穎さん、李占峰さんである。
迫害に加担したのは梁玉峰(タク州市国保の隊長)、楊玉剛(タク州市国保の元隊長、現在再雇用)など。
四、65歳以上の学習者への迫害
明慧ネット11月の報道の統計によると、11月、144人の65歳以上の学習者が身柄を拘束され、嫌がらせを受けた。そのうち、64人は身柄を拘束され、最年長は86歳。80人は嫌がらせを受け、最年長は90代、うち80歳以上の学習者は31人。
表4:11月、中共に迫害された65歳以上の学習者の分布表
連行された人の年齢 | 人数 | 嫌がらせを受けた人の年齢 | 嫌がらせを受けた人数 |
90歳以上 | 1 | ||
80~90歳 | 10 | 80~90歳 | 20 |
70~80歳 | 38 | 70~80歳 | 45 |
60~70歳 | 16 | 60~70歳 | 14 |
合計 | 64 | 合計 | 80 |
迫害事例
1、高瓊仙さん(81)は再び昆明国保に連行される
11月3日、昆明安寧市の国保および安寧廉然派出所の警官らは学習者・高瓊仙さんの自宅へ行き、ドアをこじ開けて侵入し、高さんの身柄を拘束した。高さんは昆明市第一留置場に送られたが、健康診断が不合格のため受け入れを拒否された。最後、1000元(約1万5千円)を強請され解放された。
高さんは昆明市設備会社の定年退職者である。1998年4月、法輪功を学び始めた。以来、かつてのリューマチ、痔、メニエール病、日光を浴びれないなどの症状は全てなくなった。高さんは真・善・忍に従ってコツコツと働き、トラブルに遭った時は、まず内にむけて探し人と争わなくなった。
20年間、法輪功を学び続け、全く病気がなく元気いっぱいである。法輪功を学んでから81歳になった現在も元気で一元の医療費もかからなかった。
2、湖南省洞口県の高沙鎮は洗脳班を開き、学習者を迫害
◎10月下旬から、邵陽市の政治法律委員会の書記、大学教授の李奇玲をはじめ中共関係者は、洞口県高沙鎮雲山村の村民、学習者・袁秀鳳さんの自宅で袁さん夫妻と曾了園さん3人に洗脳班を開いた。さらに転向するまで洗脳すると言いふらした。中共関係者は毎日朝9時に来て11時半ごろに帰る。
李奇玲(65歳前後男性)は学習者の因果応報の話に聞く耳を持たず「俺は信じない。悪人榜(悪人リスト)に入っているが、うまく生きている」と言った。
◎10月28日、高沙鎮雲豊村の書記・楊華は電話で、学習者・粟太貴さんの息子・粟和勇さんに、省、市、県、鎮の幹部がやっている雲山村の洗脳班に粟太貴さんが自ら行って、洗脳班で直接サインするように伝えた。
その結果、粟和勇さん夫婦は父にサインを求めたが断られた。粟和勇さん夫婦は父を7、8日間食事できないほど殴り、携帯電話を壊し、紐で縛った。さらに、サインしない限り、さらに苦しめる、死んでも学習者が自殺した事にすると脅迫した。嫁は粟太貴さんに「サインしなければ、刑務所に送る。家から追い出す」と言った。これは中共による長期にわたる法輪功への誹謗中傷が学習者の家族を騙し、脅迫し、このような子供が父を虐待する犯罪となった。
五、経済迫害
明慧ネットの情報によると、11月、中共の警官は家財を押収、金銭の強請や強要などの手段で学習者から現金68万9110元(約1100万円)を押収。
表5:11月、中共警官が現金を強請った統計
名前 | 省 | 市 | 県・区 | 家財押収 | ゆすりとる(元) | 65歳以上 |
呂潔 | 山西省 | 臨汾市 | 尭都区 | 家財押収 | 220000 | |
崔薇薇 | 吉林省 | 長春市 | 家財押収 | 202000 | ||
郭延祥 | 吉林省 | 長春市 | 九台市 | 家財押収 | 40000 | |
郭顔祥 | 吉林省 | 長春市 | 九台区 | 家財押収 | 36000 | |
燕秀紅 | 河北省 | ケイ台市 | 広宗県 | 家財押収 | 30000 | |
張恩琴 | 遼寧省 | 大連市 | 金州区 | 30000 | ||
劉俊英 | 黒竜江省 | 大慶市 | 家財押収 | 22800 | ||
衛学軍と息子(学習者でなはい) | 山西省 | 臨汾市 | 尭都区 | 家財押収 | ||
楊銀中(音訳) | 安徽省 | 宿州市 |
碭山県 |
20000 | ||
李五群 | 河北省 | 石家荘市 | 無極県 | 家財押収 | 10000 | 70代 |
熊祥玉 | 雲南省 | 昆明市 | 家財押収 | 10000 | 78歳 | |
王玉英 | 山東省 |
浜州市 |
恵民県 | 10000 | ||
3人の学習者 | 黒竜江省 | 大慶市 | 家財押収 | 6000 | ||
白宝華 | 内モンゴル | 赤峰市 | 元宝山区 | 家財押収 | 6000 | |
薛蓮霞 | 山東省 | 青島市 | 黄島区 | 家財押収 | 5000 | |
陳剛(学習者ではない) | 雲南省 | シーサンパンナタイ族自治州 | 景洪市 | 5000 | ||
徐艶林(徐焰林) | 湖北省 | 武漢市 | 新洲区 | 家財押収 | 3000 | |
徐焰林 | 湖北省 | 武漢市 | 新洲区 | 3000 | ||
楊景双 | 黒竜江省 | 大慶市 | 家財押収 | 2300 | ||
張恵芳 | 天津市 | 南開区 | 家財押収 | 2000 | ||
孟霊娟 | 黒竜江省 | 大慶市 | 家財押収 | 2000 | ||
王貴軍 | 黒竜江省 | 大慶市 | 家財押収 | 2000 | ||
高瓊仙 | 雲南省 | 昆明市 | 家財押収 | 1010 | 81歳 | |
王莉 | 山東省 | 煙台市 | 家財押収 | 1000 | ||
合計 | 約1100万円 |
迫害事例
1、吉林長春市の崔微微さんは不当に連行され、20万元以上の現金を押収された
11月9日午前、長春市の学習者・崔微微さんは地元幸福派出所の警官に身柄を拘束された。昼間に家財を押収され、現金二十数万元(約300万円)、法輪功の無実が書かれた紙幣2千元(約3万円)および大量の私物が押収された。
結論
全ての嫌がらせ行為は法律の根拠がない。学習者に信仰を諦めさせる行為も違法である。洗脳班を開き、強制参加させ、不当に拘禁することも全て刑事犯罪である。
天理は明白である。まだ嫌がらせと様々な迫害に加担する関係者に、自分と家族の未来のため、直ちに法輪功への迫害をやめること、自分に明るい未来を選ぶことを呼びかける。
(完)