吉林市の74歳の胡玉蘭さん 懲役5年の実刑
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 【明慧日本2020年12月23日】吉林省吉林市昌邑区の法輪功学習者・胡玉蘭さん(74歳女性)は5月16日、法輪功の資料を配った際、コミュニティの人員に昌邑区司法局に通報された。そして、胡さんは連行され家宅捜索を受け、吉林市留置場に拘禁された。先日、胡さんは懲役5年の実刑判決を宣告され、すでに長春女子刑務所に収容された。

 先日、親友は胡さんが9月10日に判決を受けたことを知った。裁判所は胡さんに対する不当な開廷を家族に知らせなかった。9月に関係部門の人が家族に5000元の罰金を支払わせ、「2018年に罰金1万元を支払っていなかった分だ」と説明した。

 胡さんは優しくて善良で、良妻賢母だと近所でも評判だった。1995年、幸運にも法輪功に出会って学び始めた胡さんは、心身ともに大きな変化が起き、数十年にわたって患った鼻炎が治り、弱かった体が丈夫になった。

 しかし、1999年7.20、中国共産党当局は法輪功への迫害を開始した。胡さんは信念を堅持し、「真・善・忍」に従って自分を要求し、法輪功の資料を配り、人々に法輪功の素晴らしさを教えた。そのため、中共当局の警官に連行、拘禁、嫌がらせ、脅迫の迫害を加えられ、刑務所に拘禁されたこともある。

 1999年の冬、胡さんは北京に行き、法輪功の冤罪を訴えたが、天安門広場で警官に連行された。2001年の旧暦の正月前、中共当局は偽りの「天安門焼身事件」を作り、法輪功を陥れた。胡さんは人々に虚言に騙されないように、法輪功の本当の事実が書かれている資料を配った。そのため、懲役1年の実刑判決を言い渡され、長春黒嘴子女子刑務所に送られた。刑務所で胡さんは立たされ、スタンガンで電気ショックを加えられるなどの拷問を受けた。

 2008年5月20日、胡さんは桃源路市場で法輪功の資料を配ったとして、吉林市船営分局の南京街派出所の警官に連行された。警官は胡さんが所持していた資料と法輪功の書籍を押収した。同年、胡さんは船営区裁判所に懲役3年、執行猶予4年の判決を下された。

 2020年5月16日、胡さんは昌邑区北頭小区で法輪功の資料を配っていたとして連行された。5月17日、コミュニティの人員と北頭新建派出所の警官3人は胡さんの家へ行き、家宅捜索をした。その後、派出所は疫病が原因で、胡さんに「保釈」の手続きをさせ、3000元の保釈金を支払わせた。

 7月14日、船営区検察庁は胡さんを検察庁に来るようにと呼び出し、また、新建派出所に胡さんを連れて身体検査をするように通知した。夜8時、胡さんは新建派出所の警官に吉林留置場に送られた。その後、昌邑区検察庁は胡さんに不当に逮捕状を発付、案件を船営検察庁に移し、船営区裁判所に起訴した。

 秘密裏に裁判を受けたため、9月10日に判決5年を言い渡され、11月2日に長春女子裁判所に収容されたことを、胡さんの友人は先日知らされたという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/12/18/416659.html)
 
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