【明慧日本2020年12月25日】河北省保定市雄県の法輪功学習者・楊智雄さん(56歳男性)は警官に連行されてから、1年あまり拘禁された。2020年12月1日、楊さんは不当に裁判を受け、懲役7年の実刑判決を下された。以前、楊さんは2回判決を受けたことがある。
楊さんは河北省「法制日報」の元記者だった。その後、石家庄卓達不動産で販売の仕事をしていた。法輪功を学び続けたため、2003年6月、楊さんは警官に連行され、懲役4年の実刑を言い渡された。妻の祁葒瑾さんも法輪功を学んでいるとの理由で2年の労働教養処分を受けた。刑務所から出所した後、仕事を失い、アルバイトをして、生活を維持していた楊さんは2008年、保定市にある洗脳班に1カ月ほど拘禁された。
2012年10月上旬、楊さんは北京中徳環境保護会社に就職し、販売の主任として、仕事を始めた。しかし、1カ月足らずの11月3日、勤め先の宿舎で雄県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官に連行された。そして、12月25日、雄県裁判所は楊さんに不当に開廷した。法曹関係者たちは、楊さんに対して悪意を持って陥れようとし、法律に反した行為であった。そして、楊さんに懲役3年の実刑を下し、2013年1月16日に唐山冀東刑務所に送り込んだ。
2019年9月26日、車に乗っていた楊さんは容城高速道路の検査所で容城県公安局の警官に拘束された。その後、警官は楊さんが法輪功学習者だと知り、雄安新区公安局に報告した。そして、新区公安局、容城公安局、雄県公安局の警官は楊さんの家へ行き、家宅捜索をした。容城留置場に数日拘束された後、楊さんは10月10日、雄県留置場に移され、引き続き拘禁された。
2020年12月1日、楊さんは不当に裁判を受けた。裁判所は1人の弁護士を指定したが、楊さんは断り、自己弁護を行った。国保の警官は楊さんに数多くの罪名を着せ、楊さんに懲役7年の実刑を宣告した。しかし、楊さんはその判決書にサインしなかった。さらに、12月9日、楊さんは第二回の裁判を受け、原判決の維持との結果だったという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)