新疆女子刑務所の迫害手口
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 【明慧日本2020年12月26日】新疆女子刑務所は新疆第二刑務所とも呼ばれたことがあり、ここ数年来法輪功学習者への迫害を加担する邪悪な巣窟であり、拷問の手口は死人ベッドに縛り付け、唐辛子汁を喉や鼻に入れ、両手を手錠でベッドの枠に縛り付け、身体を虎椅子に縛り付け、厳しい姿勢で立たせ、食事を提供せずなどなどがある。趙淑媛さんはそこで迫害されて死亡した。趙さんと一緒に拘禁されたある受刑者の話によると、趙さんは生前、唐辛子汁を鼻や喉に強制に入れられたことがあるという。 

酷刑演示:老虎凳

拷問のイメージ図:虎椅子に縛り付け

 外界のマスコミからの暴露や法輪功学習者の真相を伝える活動により、法輪功学習者に迫害を加担した者らはある程度暴行を遠慮したが、しかし、陳全国が新疆の共産党書記になって以来、毎日迫害会議を開き、「社会の安定」を口実に一層一層に圧力をかけ、法輪功学習者及び新疆ウイグル人に迫害を加える環境をずっと高圧の状態にしている。

 一、厳格な管理

 刑務所では毎日食事が3回あるが、食事する前及び夜就寝する前、「反省文」を暗唱したり、「私に罪がある」という報告をしなければならない。さもなければ、食事も許されず、しかも厳格な管理という罰を与えられる。厳格な管理とは、長い時間に立せたり、食事の時数分間しか座らせない、食事は饅頭0.5個、水は茶碗で半分しかもらえず、おかずやスープなどもらえない。

 食品の配布は、厳格な管理になった人はもらえない。歯磨きや洗顔、普通のシャワー、衣服を着替えなどを禁止され、トイレから戻っても手洗いも禁止、そのまま饅頭を掴んで食べる。シャワーや着替えの時は、警官に報告が必要で、許可された後始めてできる。1カ月半の間シャワーができないこともあり、厳格な管理は通常1~2カ月続く。

 法輪功学習者が「反省文」暗唱や報告などしないため、常に厳格に管理され、連続数年間管理されることも稀ではない。独房に閉じ込められたり、軍人の姿勢で立たされたり、刑期を延長されるなどの拷問がある。これらの拷問は学習者の固い修煉意志をぶち壊すためである。家族との面会、電話、手紙での連絡、食べ物や日常用品を買うことなどが禁止されている。このように数年経ったら、多くの学習者は痩せこけて別人になり、身体は完全に壊された。

 二、特殊な身体検査

 刑務所の各監獄区は常に突然監室検査、身体検査が行い、ひいては週に2~3回行う。全員が監室から退出し、ベッド、シーツ、布団、洗面器、箱など全部ひっくり返して検査する。全員が服とズボンを1枚ずつ脱いでから1枚ずつ振るって隠しているものあるかを確認する。両手で頭を抱えながらしゃがんで、3回ジャンプする。腋毛、陰毛を剃ったかどうか確認する。警官に見えない時、電灯で照らして確認し、生理ペーパーをつけていたらペーパーを外さなければならない。刑務所には至るところに監視カメラが設置されており、女性への身体検査を男性警官は監視カメラを通して事務室で見られる。これは女性への最大な侮辱である。

 三、プライバシーは少しもない

 風呂場にも監視カメラが設置されており、シャワー中の女性の身体がはっきり見える。ある男性警官が友人の前で「刑務所でシャワー中の女性を見たいなら思う存分見られる」と赤裸々に言った。そんなところに監視カメラが設置されているいわゆる理由は、受刑者や学習者の身に傷があるかどうか、自殺や自虐をしたり、病気を隠したりする人を早めに見つけ出すためだという。

 「国家の安全に危害を与えた」という罪で収監されたウイグル族のある女性受刑者の話によると、彼女たちの住宅区では、家の出入り口や家の中にも監視カメラが設置されており、面識のない人が訪れて来ると、村の幹部がすぐに尋ねに来るという。新疆ではこういうことは日常茶飯事である。

 四、劣悪な住環境

 およそ2017年8月、陳全国(新疆の共産党書記に在任)は「社会の安定を維持する」という口実で新疆で多くのウイグル族人を逮捕したので、刑務所は急に受刑者が超満員になった。40平方メートルもない監室には18人がいたが、その後増え、ひいては32人が一緒にいたこともあった。元々の2段ベッドを3段ベットに変えて、二つのベッドの足を合わせて固定し、下のベッドには4~5人が寝て、床にも人がいっぱいで、夜起きてトイレに行くとき足の踏み場所がない。昼は皆座らされ、洗脳の勉強を強要され、室内や室外を歩き回ることも禁止された。

 朝から晩まで16時間にわたって座らされていた。トイレに行くときは順番で名前が呼ばれ、呼ばれた後始めてトイレに行くことができる。食事の前、1人が同室全員のご飯を取りに行ってきてからみんなにわける。食事の時に気を付けないとスープを前に座っていた人の背中にこぼしたこともしばしばある。監室内は空気が非常に濁っており、広範囲で肺結核が流行ったこともあった。ある警官は「食堂は以前5千人ぐらいのご飯を作っていたが、現在は1万人以上のご飯を作らなければならない。今、饅頭蒸しができなくなり、蒸し機器はよく故障する」とうっかり漏らした。

 五、迫害の手口と刑罰道具が様々

 法輪功学習者に対して長い時間立たせ、しゃがませ、食事減量し、買い物の機会を制限する等々の迫害の手口がある。また、片手を上のベッドの枠に、もう片手を下のベッドの枠に縛り付けられ、足に環状の電気刑具を嵌められ(リモコンでコントロールされており、通電されると痛くて地面を転げ回ることになる。そういう電気刑具を一旦嵌められると数カ月間外されない)、束縛衣(長くて大きい布製の帯)で人の四肢をベッドの上に「大」という文字のように縛り付けられる(警官の気分が良かったらたまに束縛衣を解きトイレに行かせるが、気分が悪かったらなかなか解かない。この拷問を受けたら、非常にきついという)。そのほか、電気フォークや電気背広(袖のない服)などの拷問もある。

 六、いわゆる勉強を強要される

 法輪功学習者なら「五書」を書かなければならない。刑務所では中国語しか許されず、ウイグル族の言葉で話し合ったら点数を減されたり刑罰を受けたりする。1千キロメートル離れたところから面会にきた家族がしばしばあり、中国語が分からなければ面会はできても交流はできない。何人かが逮捕された家族もおり、家に残されたのは年配者と幼い子供しかいない。残酷な迫害を受けて精神的におかしくなった人も少なくない。

 以上は新疆刑務所の迫害の手口の氷山の一角であり、もっと多くの情報の補充を期待する。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/11/30/415602.html)
 
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