カナダ学習者 法輪功迫害に加担した中共高官への制裁呼びかける
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 【明慧日本2020年12月27日】カナダ・トロントの一部の法輪功学習者(以下、学習者)は11月25日の午後1時ごろ、カナダ移民部長であるマルコ・メンディチーノ氏の選挙区事務所の前で請願活動を行い、カナダ政府に「外国政権の汚職の犠牲者のための正義に関する法律」(カナダ版マグニツキー法)を起用し、法輪功迫害に関与した中国政府高官に対し資産凍結と入国禁止の制裁を呼びかけた。この提案に賛同し、署名した市民は2万人に達したという。

'图1~3:二零二零年十一月二十五日中午一点,多伦多部份法轮功学员在加拿大移民部长马可·门迪奇诺(Marco Mendicino)的选区办公室前举行请愿活动,呼吁加拿大政府制裁迫害法轮功的中共官员。'

カナダ政府に対して、法輪功迫害に加担した中国政府高官の資産凍結と入国禁止の制裁を呼びかける学習者

 国際社会が共産主義に抵抗する中、カナダの学習者達は、「カナダを避難所としている中共の汚職幹部と犯罪者を制裁する」ことを求める請願書を下院に提出した。

 今回の署名活動で賛同を求めた内容は以下。「外国政権の汚職の犠牲者のための正義に関する法律」(マグニツキー法)は、人権侵害において外国の汚職幹部を制裁するための法律であること。「人類に害する罪と戦争罪の法」は集団殺害や、各種戦争の罪を刑事犯罪と定めており、国外で発生した場合も含むこと。また、この21年以来、中国共産党(以下、中共)が学習者を違法に連行したり、拷問、殺害したり、利益のために生きたまま臓器を収奪していること。我々カナダ国民は、以下14人の中共高官への制裁を呼びかける。制裁方法は資産凍結と入国禁止も含まれること。14人:江沢民、羅干、劉京、周永康、薄煕来、李嵐清い、呉官正、李東生、強衛、黄潔夫、王立軍、張超英、賈春旺。我々はカナダ政府に、法輪功迫害に加担した者に移民許可を拒否するよう呼びかけること。 

 全国の議員に我々の声を聴いてもらいたい 

'图4:这次活动的协调人张丕兴表示,要让全国的议员都听到这个请愿的声音。'

現場責任者・張丕興さんは、全国の議員にこの請願の声を聞いてほしいと話す

 活動現場の責任者・張丕興さんは「1カ月以内に、我々は全国で2万人の署名を集めました。各選挙区の学習者達は地元の議員に請願書を提出しました。トロントではおよそ30箇所の選挙区の署名を提出し、オタワも8箇所の署名を集めました。我々の目標は、150~200の選挙区の署名を集め、全国の議員に我々の声を届けたいと思います。必ず聞いてもらうようにします」と、署名活動の概要を説明した。

 「2万人が署名した請願書は封筒に入れて昨日、移民部長に届けました。コロナ禍で移民部長が我々と接見することは難しいが、Eメールで返信してくれました。移民部長は我々が行っている活動を理解していると言い、より多く人に我々の請願を知ってもらうようにすると言ってくれました」

 「生体臓器狩り」は非常に邪悪

 トロントのある選挙区で「グローバル・マグニツキー人権問責法」に基づき、中共政府高官を制裁する情報を詳しく読んだジャニスさんは「この署名の請願書はどこに提出しますか?」と聞いた。議員に提出すると分かり、彼女は自分の名前を含めて個人情報を書いた。

 ジャニスさんは「中共の邪悪さを知っています。中国では海外のウェブサイトを利用できないことも知っています。香港人も含めて、多くの人が中国から逃げ出して他の国に行っています。中共による迫害で、学習者に対して生体臓器狩りを行っていることも分かっています。本当に信じられないことで、非常に邪悪です」

 とことんまで支持

 ジョーさんは、「以前、中国大使館を通りかかったとき、署名したことがあります。あなた達を支持します。法輪功及び学習者が中共によって迫害されていることを知っています。生体臓器狩りは本当に邪悪です」と言い、最後にジョーさんは中国語で学習者に「ありがとう、さようなら」と言った。 

 

'图5:参加了当天活动的加拿<span class='voca' kid='53'>大法</span>轮功发言人契普卡(Joel Chipkar)呼吁加拿大政府实施《马格尼茨基法》,制裁迫害法轮功的中共官员,制止中共迫害法轮功。'

法輪功スポークスマンのジョエル・チプカーさん

 法輪功スポークスマン「迫害はまだ続いている、必ず阻止する」

 当日の活動に参加したカナダ法輪功スポークスマンのジョエル・チプカーさんは「過去21年間、中国では、多くの学習者に人権侵害事件が起きました。無数の学習者が生きたまま臓器を収奪されました。我々は政府に『グローバル・マグニツキー人権問責法』を実行し、法輪功の迫害に加担した中共政府高官を制裁することを呼びかけています」と述べた。

 カナダ籍の中国人女性起業家で、学習者の孫茜さんは2020年6月30日、北京市の朝陽裁判所で懲役8年の刑罰を言い渡されたとチプカーさんは話した。彼は「迫害はまだ続いています。必ず阻止します」と述べた。

 今年の8月から9月の間、カナダの学習者達はインターネットで署名を集める活動を行い、カナダ政府に「グローバル・マグニツキー人権問責法」を利用し、人権侵害と汚職幹部への制裁を呼びかけた。当日の請願書に署名した人は2万人に達したという。10月6日、国家議員ジェームズ・ベザン氏は請願書を国会に渡したという。

 カナダ外務省長官フランソワフィリップ・シャンパーニュ氏は11月19日に回答し、「カナダはすべての機会を利用し、今後、法輪功迫害について注意を払っていきます」と強調した。

 
(中国語: http://www.minghui.org/mh/articles/2020/11/27/415675.html)
 
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