山東省臨ジュツ県裁判所 毛徳君さんに不当開廷
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 【明慧日本2020年12月27日】山東省臨沂市臨ジュツ県裁判所の裁判官・呉淑芳は12月8日、キョ南県の法輪功学習者・毛徳君さん(66歳女性)に対して、懲役1年6カ月の不当な判決を宣告した。

 毛さんは中学校の元物理教師で定年退職している。かつて毛さんは20年間婦人病に悩まされ、子宮の摘出手術をした後、身体が極めて虚弱体質になった。法輪功を学んでから心身とも健康を取り戻した。 

 2020年8月11日朝6時、キョ南県の警官は、学習者・楊広珍さんと妹の楊広娥さんなどへの長期にわたる監視、尾行を実施し、キョ南県公安局国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)、城西と城北派出所の大勢の警官らが、毛徳君さん、王鳳霞さん、魏本娥さん、楊広娥さん夫婦、楊広娥さんの妹夫婦(学習者ではない)、楊さんのお客(学習者ではない)の8人の身柄を拘束した。

 12月1日午前9時、臨沂市臨ジュツ県裁判所はオンラインで毛さんに対して開廷した。裁判官は呉淑芳、起訴した検察官は王健である。

 北京の弁護士は法廷で毛さんに無罪弁護をした。弁護士はキョ南県国保と、派出所の警官は毛さん宅に侵入し、押収リストもなく、不当な家宅捜索は憲法に違反し、犯罪行為となる。信仰は自由であり、毛さんの法輪功への信奉も合法であると述べた。

 毛さん自身も法廷で、自ら法輪功から恩恵を受けたことを述べた。毛さんは自分が20年以上婦人病を患い、やむを得ず子宮を摘出したが、痛みが緩和されたどころか、身体は衰弱になり、出勤中に倒れた時もあった。その後、法輪功は健康保持の効果があると聞き、試しにやってみた。すぐに全身の病気が完治した。このため、法輪功が21年間弾圧されても、身体の健康のため続けている。毛さんは法輪功は健康だけではなく、多くの人をより良い人に変え、社会にも有益であると述べた。

 弁護士の弁論に対して、検察官と裁判官は反論できなかった。裁判は90分間だったが、傍聴者から見れば、本当の裁判ではなく、見せかけの形だけのものだったという。

 情報筋によると、裁判官の呉淑芳はキョ南県の政法委員会(治安・司法などを統括する機関)、610弁公室からプレッシャーを受けており、毛さんに法輪功を学ぶ理由を述べさせなかった。さらに、毛さんに、まだ法輪功を学ぶのか、これからも学ぶのかと問い詰めた。

 2019年、呉淑芳はキョ南県の法輪功学習者・李慶花さん(65)に対して開廷した。キョ南県政法委員会、610弁公室は違法にもかかわらず判決を宣告するよう命令したが、裁判官・呉淑芳は弁護士の意見を聞き、李さんに罰金2000元(約3万円)罰金を科した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/12/22/416858.html)
 
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