湖北省の張荊州さんと邵廉さん 判決を下される
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 【明慧日本2021年1月7日】湖北省荊州(けいしゅう)市の法輪功学習者・張荊州さん(61歳男性)、邵廉さん(77歳女性)、李行軍さん(51歳男性)と妻の孫江怡さんは留置場に1年以上拘禁された。2020年12月17日、張さんは懲役6年の実刑判決と罰金1万元、邵さんは懲役3年の実刑判決と罰金5000元を宣告された。

 張さんは湖北省荊州市金隆グループの職員だった。張さんは法輪功を学んでいるという理由で、1999年11月10日に労働教養処分2年を下された。2008年12月2日に労働教養処分1年6カ月を科され、2011年6月3日に実刑判決5年6カ月を言い渡された。計9年間拘禁された。

 2019年8月27日夜、荊州市公安局の指示で、沙市開発区公安局と燎原派出所の警官十数人は張さんの借家で張さんと邵さんを連行し、家宅捜索をして、プリンター用紙20数箱、プリンター4、5台、パソコン2台、カッターナイフなどの私物を押収した。その後、張さんと邵さんは荊州西門留置場に送り込まれた。

 2019年12月18日、張さんは弁護士と面会したとき、「2019年下旬、留置場で9時間飲食を許されませんでした。また、朝6時から椅子に長時間に座らされる体罰を受け、侮辱、罵るなどをされました」と話した。張さんはそれらのことを2019年9月30日に検察庁に書面で訴えたが、いまだに返事は来ない。国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)で張さんは警官に手錠をきつくかけられたため、解かれたとき、右腕の感覚が殆どなかった。留置場で張さんは2回、弁護士を雇うことを求めたが、2回ともに拒否された。

 邵さんは連行されて尋問室で三十数時間手錠をかけられた。全身を痛めた邵さんは手錠を外すよう警官に求めたが、拒否された。そして、警官は不正な手段で、邵さんの供述を取ったという。

 2019年8月28日午後5時過ぎ、荊沙城区の法輪功学習者・李行軍さんは実家から出たとき、待ち伏せしていた私服警官、国内安全保衛部門の警官、西門派出所の警官、学校保衛部門の、数多くの者によって連行され、強制的にパトカーに乗せられようとしたが、従わなかったため、暴力を振るわれ、顔が血だらけになった。その騒ぎで、近所の人が見物しにきて、写真を撮ったりしたが、警官に「写真を撮るな、この人は大罪を犯した」と怒鳴られた。李さんは「私は罪を犯していません。法輪功を学んでいるだけです」と言った。李さんの妻も同時に連行された。この連行行動の責任者は国内安全保衛部門の大隊長・陳斌だった。

 李さんは荊州市実験中学校の教師で、真・善・忍を信仰しているとして、当局に迫害を加えられた。1999年9月、北京へ行き、法輪功の陳情をした李さんは、西門留置場に5カ月間拘禁された後、精神病院に送られ、強制的に中枢神経を破壊する薬物を飲まされ、注射をされた。そのため、李さんの体に大きなダメージを与えた。 

 2020年9月21日午前9時、荊州区裁判所は李さん夫婦に対して、不当な開廷をした。李さん夫婦は白い防護服と防護眼鏡をつけさせられ、手錠をかけられたまま出廷させられた。法廷で李さんの弁護士は法律に基づき、公訴人の起訴内容に反論し、李さんの無罪を主張した。午前10時30分に裁判を終えたが、判決は宣告しなかった。

 同じ日の午後3時、張さんと邵さんも不正裁判が行われ、午後6時前に終わった。裁判官は判決の結果を宣告しなかった。

 そして、2020年12月17日、張さんと邵さんはそれぞれ判決を言い渡された。李さん夫婦の判決状況は不詳である。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/12/26/417024.html)
 
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