広東省茂名市の黄柱峰さん 不当に連行
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 【明慧日本2021年1月9日】広東省茂名市の法輪功学習者・黄柱峰さん(50)の家族が雇った弁護士は2020年12月24日、市の第一留置場で拘禁中の黄さんと面会した。その後、駅前路派出所の警官・鄧海超にも会った。その数日前、黄さんに不当に逮捕状が発付された。

 黄さんは法輪功の教えである「真・善・忍」に従い、より良い人になることを目指している。良い息子、良い父、良い夫である。茂南区支局と駅前路派出所などは何の法律の根拠のないまま、証拠をねつ造し、黄さんを罪に陥れようとしている。

 黄さんは仕事が優秀で茂名アクリル工場で先進的労働者に選ばれた。しかし、黄さんは法輪功を学んでいるという理由で、労働教養処分に処せられ残酷な拷問を受けた。また、元の仕事ができなくなり、アルバイトで生活を維持し、一家は苦境に陥った。

 2020年12月12日午後4時ごろ、黄さんは退勤してからマンションの下に着いたとき、茂名市公安局茂南支局、駅前路派出所などに身柄を拘束された。警官らは黄さん宅にある法輪功の関連書籍数十冊、法輪功の資料一部を押収した上、妻の謝月珍さんと15歳の子供も駅前路派出所に連行した。

 謝月珍さんは駅前路派出所でいわゆる「三書」へのサインを強いられた。謝さんは協力しないため、警官に「サインしなければ、留置場に送るぞ」と脅された。翌日の昼、謝さんと子供は家に戻された。

 12月18日ごろ、黄さんの家族が弁護士を雇う準備をしていた時、電話を盗聴された。同月21日午前、茂名610弁公室、派出所、居民委員会(社区と呼ばれる住宅地を管理する政府の末端組織)の関係者などは謝さんの職場を訪ね、謝さんに「どうして弁護士を雇う金があるのか? 金はどこから持ってきた? 誰と連絡した」と問い詰め、謝さんに弁護士を雇わないように脅迫した。

 24日午前、家族が雇った弁護士は茂名市第一留置場に行き、黄さんと面会ができた。黄さんが「三書」にサインしないという理由で身柄を拘束され、市第一留置場に送られたこと、今でも「三書」にサインしていないことがわかった。情報によると、広東省610弁公室の関係者は直接、茂名市に来て学習者らに迫害に加担しているという。

 弁護士は黄さんに会ってから、すぐに駅前路派出所の警官・鄧海超と会った。

 家族が黄さんに送った服とお金が届くまでは十数日もかかるため、黄さんはずっと同じ服を着ており、お金もない。茂名の天気が寒くなり、留置場で一週間もシャワーができない状態にある。

 黄さんが連行されてから村中に情報が広がった。居民委員会は大家にプレッシャーをかけ、謝さんに引越しすることを強いた。茂名610弁公室、派出所、居民委員会の関係者らはさらに謝さんに「三書」のサインと求め、サインしないと、留置場に送ると言いふらした。謝さんは清掃の仕事で中三の息子の学費などを稼いでいる。黄さんが連行された後、謝さんは大きなプレッシャーを受け、息子も停学中である。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/12/28/417135.html)
 
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